秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ〈よさこいと冥土の土産と老婆の歎き〉

2011年08月20日 | Weblog
大好きだった高知のよさこい祭りに、夜、日帰りで二日連続、仕事を終えてから、通った…。
あの夏から、五年が過ぎる。
主人と一緒なら、どんなハードスケジュールでも、苦にならなかった。
私が出掛けたい場所。主人が、行きたい場所。気ままに出掛けていた。
運転手は私。
主人は、助手席で爆睡。
目的地に着く頃に、目覚め、自宅に戻る頃に、目覚め。往復3時間。
『瞬間移動とおんなじで、楽チンだろう~』と 言うと、
「早いの~もう家か~」
と、いつも脳天気に、答えていた。

前夜祭の、打ち上げ花火は、従姉妹のマンションのベランダの正面で楽しむ事が出来た。
あの夏からは、見ていない…。

ヴヴヴ星人も、
よさこい祭りは大好きで、毎年楽しみに、していた。

よさこい踊りは、高知市の様々な場所で、見物できる。
10日と、11日の二日間は、全国から集まった、全ての参加チームが、華やかな衣装と
オリジナルの音を、引っ提げて、表現する。
焼け付くような、アスファルト。
降り注ぐ 痛いくらいの太陽。

迫力のある心臓に響く音。
洗練された、ボーカリスト達。
色とりどりの衣装の、波 波。

よさこい大好きな、ワタシ。

よさこい大好きな、ヴヴヴ星人!

今年のよさこい祭りの、二日間の
ヴヴヴ星人と、
娘の 会話を、
ノーカットで どうぞ。

よさこい祭り一日目!
「母ちゃん~よさこい見にいくがでぇ~今からぼちぼち、見に行くかえ~」

『ようえ~よさこいか~』

「母ちゃん、楽しみにしよっただろ~用意せな~~」

『よさこいや、行かんでも、テレビで見えるわの~※ケーブルテレビ』

「ほんな、また明日が最後じゃけん、明日行くかえ~?今日、見んでもええがじゃねえ~?」

『行かんわ~たいそいわ~』


二日目

「母ちゃん、今日で、よさこいないがでえ~今日が最後の日やけんね~用意して
見に行くでよ~今日で、終わるがでぇ~」

『ようえ~行かんわ~たいそいわ~行てこいや~一人で留守番するわ~』

ヴヴヴ星人の衣装は、ハダシャツ一枚と、七分丈の棉の下ズボン

おまけの三日目~!

高知の街は、
よさこい祭りも終わり、一夜明け、静まり帰っていた。
近くの通りは、日常のシャッター通りに、戻っていた。

人々の宴の後に、残されたゴミが、アスファルトの歩道の端を、枯れ葉のように
舞い上がっていた。

マンションのベランダには、時折、雀達が、インコの餌の、オコボレを狙いにやってくる。

ヴヴヴ星人は、
立ち上がった!!!

『さあ~行くかえ~』
「どこに行くが~?」
『どこって、よさこい見に行くわの~!冥土の土産に、見に行くわの~♪』

「母ちゃん!母ちゃん!何言うが!
よさこいは、昨日で終わっちゅうが!
ほんなきん、昨日、行かんかっ!って、何回も言うただろう!母ちゃん
たいそいわって、行かんかっただろ!!!」

※従姉妹は、興奮すると、高知弁と、祖谷弁がカブる…?

『ようえ~!昨日で、すんだんか~
あ~~あ なんぼ言うても、高知に来て、よさこいも見れなんだら、なんしに 高知に来とったか
わからんじゃないか~たすいの~すんだもんじゃ~よさこい見んかった盆や
いっぺんもないのに…連れていて、もらえんかったわ~辛い話しじゃ~ツライ~ツライ…』

太陽は夏色


よさこいの
夏は終わった
ヴヴヴ星人の
よさこいも終わった
来年に向け 合 掌











































コメント
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