土佐で暮らしていた、叔母さん(ヴヴヴ星人)が、また入院した。
食べない、飲みたくない、そして 往診の点滴。
微熱が、続く。
結果、再入院。
昼夜逆転になり、ナース達を 困らせている。
一週間の間に、状態は、一気に悪くなり、歩くことさえ、拒み始めた。
寝ていたら、1番楽だと、言う。
お見舞いに行った。
ベッドに横になったまま、ワタシに言う。
『ほど芋、掘ってもろたんじゃわ。お金払うとってくれんか。』
「誰に?」
『田中のあんにゃと、ネエサンと、かみのキクさんじゃわ』
※芋は、誰も掘っていない。鹿に食べられてから、畑には何~もない。
「わかったよ!払っとくな、なんぼ?渡したらええん?」
『二千円、あげとってくれえや』
※少な~~
『ここは、三好病院か?』
「高知よ、高知の病院」
『どこにおるんやら、わからんわ~』
『夕べ、雷さん鳴って、おぶけたわ、何回も雷さん鳴ったわ』
※夕べは晴天の夜でした
『ほんでの~真っ暗になったけんの~看護婦さん、懐中電灯つけて、灯かしてくれたわ~』
※それを 一般的に夜間の病棟の見回りという
叔母さんの娘は、毎日病院に通って、一緒に廊下を、歩かせている。
『せこいわ~寝たほうが、楽なわ~』
「歩けんようになるがで~!」
『かんまんわ~寝るわ~』
…そして娘に言う。
『明日、芋炊いて持ってきてくれえや~芋食うわ~味噌つけて食うわ~』
……
隣で 聞いていたら、
涙が こぼれそうになった。
老後に人は、何かのきっかけで、様々な道を 選択する。
ストレッチャーに運ばれて行く場所は、
いくつものまさに人生の終焉の場所へと、自分の意思とは関係なく、運ばれて行く。
、
『もしも…あの時…』が、自分のココロに、チクチク責める。
寿命が、分け合えられたら、どんなに素敵だろう。
幼い子供を遺して、ガンによって 逝かれた若いお母さんがいる。
彼女を愛する人達が、自分の寿命を一年ずつ、分け合ってあげられたら
彼女は明日も、一年、十年と生きられる。
家族が、家族でいつまでも平凡に、在りつづけますように、
子供達から、親を奪わないように
医学の研究に、国の予算を存分に遣ってほしい。
幼い頃に、親を亡くした子供は、未来のカタチさえ、変わってしまう。
家族は 永い月日を共にして、お互いが飽きるまで、家族をやっていけたら
それ以上の幸福はないのかも しれない。
『親父よ~たいがいに生きいや~』
『おかあよ~おらは、もうあくばったわ~コラエテくれえや~』
永い介護生活に、家族が悲鳴を上げる
それは もしかしたら、幸福なのかも知れない。
介護を社会が、支える。手厚い保障。
世界中で、起きている内戦に比べたら、問題外だと言われるだろうけど
人は幸福度を比べる為に 生きているのでは ない。
人は、世界にたった一人の 自分の『いのち』を生きているんだから。
芋を掘って 二千円
安くないか…?
せめて 三千円にしてよ……
ガンバレ 地球っ!
ガンバレ にんげん
1月17日
合掌
食べない、飲みたくない、そして 往診の点滴。
微熱が、続く。
結果、再入院。
昼夜逆転になり、ナース達を 困らせている。
一週間の間に、状態は、一気に悪くなり、歩くことさえ、拒み始めた。
寝ていたら、1番楽だと、言う。
お見舞いに行った。
ベッドに横になったまま、ワタシに言う。
『ほど芋、掘ってもろたんじゃわ。お金払うとってくれんか。』
「誰に?」
『田中のあんにゃと、ネエサンと、かみのキクさんじゃわ』
※芋は、誰も掘っていない。鹿に食べられてから、畑には何~もない。
「わかったよ!払っとくな、なんぼ?渡したらええん?」
『二千円、あげとってくれえや』
※少な~~
『ここは、三好病院か?』
「高知よ、高知の病院」
『どこにおるんやら、わからんわ~』
『夕べ、雷さん鳴って、おぶけたわ、何回も雷さん鳴ったわ』
※夕べは晴天の夜でした
『ほんでの~真っ暗になったけんの~看護婦さん、懐中電灯つけて、灯かしてくれたわ~』
※それを 一般的に夜間の病棟の見回りという
叔母さんの娘は、毎日病院に通って、一緒に廊下を、歩かせている。
『せこいわ~寝たほうが、楽なわ~』
「歩けんようになるがで~!」
『かんまんわ~寝るわ~』
…そして娘に言う。
『明日、芋炊いて持ってきてくれえや~芋食うわ~味噌つけて食うわ~』
……
隣で 聞いていたら、
涙が こぼれそうになった。
老後に人は、何かのきっかけで、様々な道を 選択する。
ストレッチャーに運ばれて行く場所は、
いくつものまさに人生の終焉の場所へと、自分の意思とは関係なく、運ばれて行く。
、
『もしも…あの時…』が、自分のココロに、チクチク責める。
寿命が、分け合えられたら、どんなに素敵だろう。
幼い子供を遺して、ガンによって 逝かれた若いお母さんがいる。
彼女を愛する人達が、自分の寿命を一年ずつ、分け合ってあげられたら
彼女は明日も、一年、十年と生きられる。
家族が、家族でいつまでも平凡に、在りつづけますように、
子供達から、親を奪わないように
医学の研究に、国の予算を存分に遣ってほしい。
幼い頃に、親を亡くした子供は、未来のカタチさえ、変わってしまう。
家族は 永い月日を共にして、お互いが飽きるまで、家族をやっていけたら
それ以上の幸福はないのかも しれない。
『親父よ~たいがいに生きいや~』
『おかあよ~おらは、もうあくばったわ~コラエテくれえや~』
永い介護生活に、家族が悲鳴を上げる
それは もしかしたら、幸福なのかも知れない。
介護を社会が、支える。手厚い保障。
世界中で、起きている内戦に比べたら、問題外だと言われるだろうけど
人は幸福度を比べる為に 生きているのでは ない。
人は、世界にたった一人の 自分の『いのち』を生きているんだから。
芋を掘って 二千円
安くないか…?
せめて 三千円にしてよ……
ガンバレ 地球っ!
ガンバレ にんげん
1月17日
合掌