寂寥と孤高に座して天突きて秋日を浴びし天狗塚かな
二ツ石付近から眺める天狗塚でございます、左手前のなだらかで均整のとれた三角嶺は天狗峠で
ございます
付近の地名には近くにひょうご石があり、二連に赤屋根のどっしりとした廃家は言われ深い著名な
廃家でございます
また、付近一帯は絵星の里とも云われて祖谷でも夜空のきら星が一等綺麗に大きく眺められて
至福のときを忘れるが如き何時までも眺めて居たい心地になるのでございます
奥祖谷恋歌 第3節
山へ行こうよ 雪山の
吹雪とどろく 雪道を
真白き天狗の 頂に
君と一緒に 登ろうよ
彷徨い歩いて たどり着く
モルゲンロート 輝きて
夜明けとは怒涛と沸きし雲海に魔物のけはひ背筋かたまり
一の森 夜明けの雲海でございます、雲海が湧くというよりか、沸騰していると申すべきでしょうか
一身に浴びれば融けてしまいそうな勢いでございました
どちらかと云いますと日の出の風景も良いですが、この夜明け前の魔物のような力強さに惚れ込みます