きりり立つ落びと祈る秋草に風そよぐとき心を活けし
「ススキの穂は何色?」 と聞かれて、一瞬戸惑ってしまいますね、しばらく首を捻ってから
黄金色に棚引くススキ、白銀色に輝く、などと考えますが、形容であってちょっと違うなと
そしてようやく答えを2つ思いつきます、1つは、「淡黄色」もう1つは、「赤褐色」
平地で、8月から9月上旬に出穂する穂は淡黄色、9月下旬以降に出穂する穂は赤褐色のが
淡黄色より多いそうですが、高原では最初から赤褐色だそうです
どちらかといえば早いうちに出穂する穂は淡褐色なのに遅くなってからの穂は赤褐色になるそうです
決まっているわけではないですが、最初出た穂は淡黄色、後から出た穂は赤褐色のようです
赤褐色なのは、第一包穎、第二包頴、小穂下の毛であり、中軸は淡黄色だそうです
草木染にすると、どんな発色になるのでしょうね、さぞかし、素晴らしい仕上がりになるでしょうね
ひと枝を染めて小秋を演出す粋な振舞ひ野べの大木