マルチ、穴開きビニール、さらに寒冷紗で保温
この厳寒期にダイコンとカブのタネをまいてみた。こんなことはめったにやらないのだが、たまには遊びも必要だ。「春まき」といえばふつうは3月からとなるが、これは「厳寒まき」だ。いまくいけば収穫は4月になるのだろうか。
いまの畑にタネをまいてもこの寒さでは芽は出ない。発芽させるには防寒してやって、ある程度の温度を維持してやらなくてはいけない。
そこでは防寒、保温のためマルチとビニールを使う。まず黒マルチを土の上に張る。私は最初から穴開きマルチだ。その穴にタネをまいていく。タネは春まきできる品種を確認して使う。まいたのはダイコンが「時なしダイコン」、カブは秋まきの残りを使った。タネ袋の裏を見ると春まきもOKだった。
タネまきが終われば、上からビニールをトンネル掛けする。このビニールだが、穴が開いていないものと、穴が開いているものがある。どちらを使うか迷うのだが、穴が開いているものを使った。厳寒期だからといってもたまにあたたくなりビニール内が高温になる時がある。この寒さだからそれほど心配することもないのだが、ここは慎重に(この慎重さが失敗になるかもしれないのだが)行った。
やっぱりこれでは寒いかな。そこで隣りのウネで利用していた寒冷紗をさらにかぶせた。黒マルチを張り、その上を穴開きビニールと寒冷紗で覆う保温作戦である。はたして芽が出るのか。
出てくるかなと心配したが、タネをまいてから10日。小さな芽を出してきた。出てくるもんですね。この寒さでも。芽が出たらこれからの管理はいつもの通りだが、間引きするにもいったんかぶせたビニールなどをはずしての作業となるから面倒だ。
(これはダイコンの芽)
(カブの芽)