レタスと赤チシャの芽が出てきた。今年は少し遅れて4月14日にタネをまいた。このレタスは玉レタスになり、赤チシャはリーフレタスになる。
春夏の菜園は秋冬に比べて葉ものがぐっと少ない。どうしても夏場はナスやキュウリ、トマトといった果菜類が幅を利かせる。しかし夏でも葉ものは食卓に欠かせない。葉ものを忘れるなと言い聞かせて、この時期は果菜類のすき間で育てるようにしている。
いま芽が出たレタスと赤チシャが食べられるのは5月と6月だが、これがあるとだいぶ重宝する。
発芽にムラがある。そのためどうしてもタネを多くまいてしまう。その結果多くの苗ができてしまい、苗を捨ててしまうのがもったいないからとすべてを空いたスペースに植えつけてしまう。そしてたくさんできてしまい、しまいには無駄にしてしまう。毎年この繰り返しだ。今年もそんな感じになってきた。
今年のタネまきは両面作戦。畑に直まきし、育苗箱にもタネをまいた。どちらもうまい具合に芽が出た。本葉が2、3枚になると植えつける。家庭菜園としてはここからが面白い。
育てた苗は、根を切らないように1本1本掘り出して植えかえる。そっとだ。丁寧に慎重に扱う。畑はマルチングしておくと育てやすい。露地でもいいのだが、マルチだと育てやすい。
レタスの植えつけは曇りの日がいい。小さな苗だから直射日光は苦手だ。わたしの植えつけ方法は、まず割り箸なんかで穴をあけ、そこに1本の苗をそっと入れて、やや浅めに土寄せし、根元を押さえる。この最後に根元をキュッと押さえるところがポイントになる。すべて苗の植えつけが終われば、ジョウロで水をかけてやる。これで万全だ。
5月と6月の食卓にはさわやかなサラダが似合う。出番が多くなる。この両方を作っておいてよかったと思う季節を迎える。