30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

菜園は美しく、にこだわる

2014-10-12 | コマツナ

 

活火山ってこんなにあるのか。気象庁のHPで「活火山とはを見て、活火山の定義を知り、さらに日本には活火山が現在「110」あり、そのうち「47」の火山が「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある」のを知った。御嶽山のことがあったからこんな興味が出てきたのだが、はじめて知ることばかりでおのれの無知にはあきれるばかりだった。

噴煙をあげている山、たとえば関東周辺なら浅間山、那須岳、焼岳などはわたしでも活火山だとすぐにわかるが、そうでないと区別がつかない。観察要注意の47活火山のうち、島嶼部にある11の火山を除く36の火山のうち、登山で29の火山を歩いていた。この山も活火山だったのかと不思議そうに気象庁の資料を眺めいる。

菜園の葉っぱが取れ出した。葉っぱといっても白菜やキャベツはまだで、取れ出したのは非結球性のシュンギクとコマツナだ。毎日の食事で、必要なのは葉っぱだ。葉っぱというと結球生の大物に目が行きがちだが、あって重宝するのは小さな葉っぱたちになる。

これを痛感しているから意識してタネをまいている。種類はぐっと減らした。作ってもたいして食べないものがあるからだ。この秋の非結球生の葉菜は、シュンギク、コマツナ、それにホウレンソウ。このうち一番大量に作るのがホウレンソウである。

美しい菜園をつくりたい。それが私の願いである。そのためにはこまめに世話をしなければならない。狭い菜園だから、きれいにしておくとよけいにきれいに見える。反対に放ったらかしにしておくと余計に荒れ放題に見えてしまう。

長年菜園をやっていると、周囲の菜園を見るたびに野菜づくりに対する姿勢が見えてしまう。人格まで見えてしまうことがあり、これがいやになる。だから他人の菜園はあまりに見ないように努めているのだが、雑草が茂っているのに放っておく菜園はいやでも目に入ってしまう。

美しい菜園にするために、いちばん心掛けていることは欠株を作らないことだ。家庭菜園は狭いから欠株は目立ち見栄えが悪い。美しくないのである。しばらく待てば両隣りが生育して気にしなくなるのだが、それがわかっていても欠株にこだわる。

このため、タネを直まきするホウレンソウなど非結球のものは発芽を揃える必要がある。これはむずかしいのだが発芽ムラがあるとどうも気に入らない。キャベツや白菜など結球性のものは苗を育ててから植えつけるのだが、植えつけあとに食害されたりして欠株になることが多い。そうなるとすぐに補植する。

たかが野菜じゃないか。そこまでこだわることもあるまい。そうなのであるが性分だから仕方ないと思う一方で、ふだんは大ざっぱなのに、なぜ菜園だけにはこんなに整然と美しくしたいとこだわるのか自分でもわからないところがある。

この秋もわが菜園は美しい。収穫する前の小さな野菜が見事に育っているさまは美しい。このままにしておきたいくらいだが、野菜は食べられる運命にある。収穫が始まると美しさがしだいに損なわれていく。なんとも惜しいのである。


      
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