30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

超スピード収穫のハクサイ

2014-10-30 | ハクサイ

ハクサイを超スピードで収穫できた。7月中旬にタネをまいたのだから2カ月余りでできてしまった。これは早生種。いつもは中生種の「黄ごごろ85」ばかりを作ってきた。この収穫は11月中旬以降になる。ことしは早生種を加えた。短期間で収穫できるのはわかってはいたが、よもやこんなに早いとは思ってもみなかったから、収穫の喜びを十分に実感できないでいる。

2014ハクサイーこれまでの作業
1、タネまきは8月13日
タネをまいて半月
タネをまいて1カ月
4、タネをまいて2カ月

菜園歴30年近くになっても、いまだにハクサイには苦労させられる。ハクサイのむずかしいのはタネをまいてからの育苗にある。私の趣味の登山でいえば、ハクサイをタネから育苗することは“上級コース”、いや“ベテランコース”になる。タネまきから本葉が3、4枚ぐらいまでの半月間は付きっきり育てる。長年の経験をもとに猛暑と害虫と戦いながら手間ヒマを惜しまず育てる。無事に本葉が3,4枚にまで育てることができると、それ以降はこれまでの苦労がウソのように楽に育つ。苦労した分だけハクサイには収穫時の達成感と充実感の喜びがある。これも登山と同じだ。

ハクサイ栽培の一番簡単な方法は、市販の苗を植えつけることである。これだと一番むずかしい育苗の手間が省けるから、たやすくできる。だれにだってできる“初心者コース”になる。周囲の菜園はたいがい市販の苗を使っている。ときに私もと思わないでもないが、毎年夏になるときまってタネをまいてしまう。

菜園も私にとっては遊びである。むずかしいと思いながらも毎年挑戦するのは遊びだからである。ここはすすんで苦労を買い、手間ひまをかけるのを楽しむ。せっかくの楽しみをみずから棄てることはない。菜園は経験がものを言う。むずかしい、やっかいだなと言いながらも、ハクサイの育苗に失敗はなくなった。ことしは作り過ぎて34個が育っている。いい出来だ。一所懸命やってきたおかげであると思っている。

結球部の頭を手のひらで押さえてかたくしまった感じがしたら収穫のサイン。早生種はすでに5,6個がそうなっている。とりあえず4個を収穫した。わが家には買ってきたばかりのハクサイがあるから、これらは近所におすそ分けした。

私のハクサイ栽培の目的は「お香香」を食べることにある。これには霜にあたったほうがうまい。早生種は近所に分けるとして、中生種ができるまでいましばらく待たねばならない。好きなお香香が食べられるのは例年通り11月末から12月初めになる。


      
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