30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

京都の紅葉(1)ー♪なのにあなたは京都へゆくの

2017-11-25 | 登山


京都・今熊野観音寺


 ▪京都と奈良の紅葉旅
期日 2017年11月21日(火)~24日(金)前夜発2泊3日
天気 11/22晴れのち曇り 11/23曇り時々晴れ 11/24晴れ
メンバー ひとり旅
日程
11月21日(火)我孫子駅=東京駅=(夜行バス)
11月22日(水)京都駅八条口=[東福寺][今熊野観音寺]=[永観堂][南禅寺][金戒光明寺][栄摂院][真如堂][法然院][安楽寺]=[府立植物園]=烏丸御池駅(泊)
11月23日(木)烏丸御池駅=竹田駅=橿原神宮=壺阪山駅ー[高取山・高取城址]ー[壺阪寺]=壺阪山駅=烏丸御池駅(泊)
11月24日(金)烏丸御池駅=太秦天神川駅=嵐山[嵐山][宝厳院][天龍寺][野宮神社][二尊院][常寂光寺]=[平安郷]=[源光庵][光悦寺][吟松寺][常照寺]=京都駅=我孫子駅


パーフェクトな旅だった。できすぎだなと、帰りの新幹線の車中でこの3日間を振り返り、そんな思いを抱いた。見ごろの紅葉を存分に、これでもかと飽きるほどめでることができたのだから。

この秋も京都と奈良の紅葉を楽しんできた。紅葉といえば山に登っての紅葉にこだわってきた。それなのにいまは市中の紅葉観光にいそいそと出掛ける。この変身ぶりに驚いているのは自分で、要はそれだけ年をとったのだろう。

こんかいの楽しみは2つ。もちろんのことひとつは京都寺院の紅葉、もう一つは奈良高取町にある高取城の山城登山だ。

見ごろに行きたいのはだれしも同じ。しかし京都の宿の確保が年ごとにむずかしくなり、すぐにそれ行けとはいかない。こんかいはうまくいった。満を持しての京都行きだけに、どこでも燃える紅葉の見ごろに立ち合えたのだから、こんなにうれしいことはない。

高取城址は日本3大山城にして日本100名城。23日は「たかとり城まつり」。多くの人が山頂を目指している。ここはよかった。心が弾み、山頂を去りがたかったのだからよほど気に入ったのだろう。登山好きにもおすすめの場所だと思う。

歩いた。何もそこまで足早に歩くこともなかろうと自分に言い聞かせてセーブするほどだった。ことしの登山は絶不調だっただけに、楽しみをここで一気に取り戻そうとするかのように精力的に歩いた。歩きすぎだよ、そこのおじさん。
 


 初日(11月22日)のベストは
今熊野観音寺、永観堂、府立植物園
 

11月22日(水)京都駅八条口=[東福寺][今熊野観音寺]=[永観堂][南禅寺][金戒光明寺][栄摂院][真如堂][法然院][安楽寺]=[府立植物園]=烏丸御池駅(泊)

▪東福寺
夜行バスを利用したのは翌朝早くにここを見るため。夜行バス到着が遅れたためすでに8時近く。拝観は8時30分からだがすでに行列だ。ここ臥雲橋からの撮影はまもなく禁止となる。それほど人で埋まる。
隣りでカメラを向けていた女性は広島から。春と秋に10日間ほどウイークリーマンションを利用して京都を楽しんでいるという。
「これからどこに」
「今熊野神宮寺観音寺

初めて聞くお寺だ。隣りの泉涌寺の近くだという。
だれも見ごろのいい眺めを期待している。そのため情報交換は大切だ。予習はしっかりとしていくが、情報によって予定を変更していく。そこがひとり旅の楽しいところである。
そうするうちに観光客がどっと押し寄せてきた。人込みから“脱出”して、今熊野神宮寺観音寺へ行ってみよう。

▪今熊野観音寺
ここはよかった。穴場です。教えてくれたあの広島の女性に感謝です。東福寺から近く、泉涌寺に行くときは立ち寄りをすすめたい。教えたくないが、わたくしも教わったので教えます。見事な紅葉で、なによりもうれしいのが観光客がほとんどいないこと。わたくしが行ったときも2、3人だけで静かに楽しめた。
またここで新情報を得た。こんどは夫婦で来ていた男性から。昨日見た永観堂はもっと素晴らしいと。それならとここでも予定を変更して永観堂を目指す。あわただしい。

 

▪永観堂
ここも教えてくれた男性に感謝しなければならない。境内全体が紅葉で燃えていた。いまが見ごろの頂点で、その美しさといったら筆舌に尽くしがたい。艶然と寄り添ってくる。この快楽に身も心をあずけたいと唸るばかり。そんな気分にさせてくれるお寺だ。すごかった!

▪南禅寺
ここが好きなんだろうなと思う。京都にくるたびにここに来る。永観堂の隣だから当然立ち寄った。

 



南禅寺は三門がいい。腰かけてひと休み。
「すみません、紅葉をバックに写真を撮ってくれませんか」
わたくしの特技? 誰にでもすぐに声をかけてしまうこと。愛嬌のある上品なうつくしい女性をえらぶ。だれだってそうだ?
つぎつぎとあらわれる見事な紅葉に気分も高揚。いいね、いいね、と。

▪金戒光明寺
やっと予定のコースにもどる。紅葉はいま一つ。ものたりなかった。

▪栄摂院
金戒光明寺の塔頭。真っ赤なカエデの巨木。
思わず境内に足を踏み入れてしまう。 

▪真如堂
金戒光明寺の隣の真如堂。


 ▪法然院
真如堂から白川通りに出る。そこから急坂をのぼって法然院、安楽寺を目指す。この坂がきつかった。

コンパクトカメラで撮っている。安カメラは下のような写真を撮るときがだめだ。山門の先のあざやかな紅葉を撮りたいのだそれができない。山登りのときはこれで間に合うが、こんな場面ではやはり高級カメラがほしくなる。でもコンパクトカメラで我慢しよう。
 

 

♪恋に疲れた女がひとり・・・

▪谷崎潤一郎の墓所
法然院にある。桜の時季に行くと枝垂れ桜がうつくしい。

▪安楽寺
法然院からすぐの寺。
 

 ▪哲学の道
落葉といった雰囲気。



▪府立植物園
紅葉がすばらしいのは寺院ばかりではない。それがここ府立植物園。観光客があまり来ない穴場だという。その言葉に従って入園してみたのだが、期待していなかった。それが、である。いい。じつにいい。めっけものといった場所だ。 

つぎは鷹ケ峯の源光庵まで行く予定でいた。疲れた。夜行バスできてここまで歩き回っているとさすがに疲れを感じる。朝と昼のご飯を満足に食べないでいる。栄養補給しなければならない。きょうの紅葉めぐりはここまで。鷹ケ峯の紅葉は3日目に回すことにした。

⇒2日目(11月23日)は、祝日の混雑を避けるため京都を脱出し、奈良・高取町の高取城の山城登山に行く >


       
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