7月23日から始めた梅干しの土用干し。じつにきれい
7月22日に関東甲信の梅雨が明けた。さっそく23日の朝いちばんから梅干しの土用干しを始めた。6月12日に塩漬けした梅を天日に干す。庭のセミの声がやかましい。
梅干しづくりは11年目に入り、すっかり段取りは身について、スムーズに作業がすすむ。今年の梅干し用の梅は、結局は2キロプラス1.3キロ、合わせて3.3キロとなった。
前者の2キロは「南高梅」でスーパーで買ってきたもの。後者の1.3キロは「豊後梅と白加賀の混合」。これには少しばかり説明が要る。豊後梅は知り合いの農家のものでいつもは梅ジャムに使っている。これを梅干しにしてみた。ただし落ちている梅なのでかなり傷んでいる。白加賀はわが家の梅。これは1昨年梅干しにした。しかし今年のものは豊後梅同様傷んでいる。見た目は悪いがこれまでの経験からすれば梅干しになるはずだ。
前者の南高梅組はシミひとつないほどきれいな梅、後者の豊後梅と白加賀の混合組は傷んだものばかり。どちらもサイズは3Ⅼ。塩分濃度は18%。後者もまともに梅酢が上がったのでひと安心。
じつは後者の豊後梅と白加賀の混合は先行してすで土用干しをして梅干しづくりを終えている。梅雨明け前だというのにあまりにもいい天気が続くので、待ちきれずにあわててやってしまった。やはり見た目が悪いものの、梅干しになった。出来は悪くない。
ガラス瓶に保存した「豊後梅と白加賀の混合」の梅干し
23日からは前者の南高梅の土用干し。こちらが本番といえる。塩漬けした梅の副産物が梅酢。これが梅干しづくりの愉しみ。夏の飲料になる。水や炭酸で割って飲む。
3Ⅼサイズが60個。3日3晩、太陽と夜露に当てる。きれいにならべるとうつくしい。それにこの光景はいいですね。たまらない暑さなのにのんびりした気分にさせてくれる。これから日一日と皮がふにゃふにゃとやわらかくなっていくのだから、これが不思議だ。どうかこのさき3日間は雨が降りませんように。
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