収穫した青梅、さわやか、それに美しい
5月22日に青梅を4キロ収穫した。梅は我が家の庭にある白加賀。40年前に苗木を植えつけたからいまでは太い幹に育っている。
花梅ではなく実梅だ。それなのにめったに実をつけない。たまに実がなっても落果してしまう。収穫はあきらめていた。
それが2021年に鈴なりの実をつけた。気でも狂ったのかと思えるほどで、たまげた。果樹は放っておくとたいがいは隔年結果になる。一年休んで翌年にまた実をつける。やはり翌2022年は不作で、2023年はまた豊作となった。
となると2024年は不作とみていたのだが実をつけた。2年連続して実をつけたことになる。
青梅に黒星病が発生してきた。広がる前に収穫(5月22日)
実が大きくなるほどに病虫害が出てくる。とくに黒い2,3ミリぐらいの円形の病斑が発生する。これが黒星病。防虫害の防除はいっさいしていないから、その被害が出るのは当然と考えている。我が家に限らず庭木の梅のたいがいは黒星病が発生しているのではないだろうか。
これが梅農家なら一大事だ。見た目が悪く品質に影響する。薬剤で防除するのだろう。一方、庭木の梅は放任だ。日がたつほどに病虫害が広がってくる。そのため青梅の段階で収穫してしまう。
わたくしは毎年梅干しを漬けている。ほんとうならこの梅の完熟を待って梅干しに使いたいのだがこれができない。それまでに多くが“傷もの”になってしまうからだ。そのため梅干しに使う完熟梅は買っている。
2023年に試しにと黒星病などの傷ものを使って梅干しにしてみた。もちろん症状が軽いものに限った。一年たったいま見るとみると黒星病の黒点がそれほど気にならない。自家消費なら十分に使えるとわかった。ことしも完熟の段階で選り分けて梅干しにするつもりでいる。
青梅を収穫した22日、2軒の大手スーパーでの買い物ついでに、梅酒づくりコーナーをのぞいてみた。梅酒は、青梅1キロ、氷砂糖1キロ、酒1.8リットルが基本。酒と氷砂糖は多く並んでいるが、青梅は1,2袋だけでわずかしかない。見るからに品質が悪い。我が家の新鮮な梅を見たばかりだからなおさらそう感じてしまう。
飲んべえだ。毎晩清酒を飲む。梅酒は清酒に比べたらてっきり安いものと思い込んでいた。ところがスーパーで各値段を見たところ、意外や意外、これが高い。青梅1キロ、氷砂糖1キロ、酒1.8リットル買うと3000円はする。毎晩飲んでいる1.8リットルの定番の清酒より高い、と知った。
かりに4キロの青梅を買って梅酒にすると合わせて12000円から13000円の買い物になる。梅酒に対する認識が変わった。スーパー巡りの成果といえる。
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