収穫したショウガを、保存する種ショウガと貯蔵するショウガに分ける
<11月12日付の記事から続く。
ショウガの貯蔵と種ショウガの保存をおこなった。ショウガは、これから食べる分を貯蔵し、保存する種ショウガとに分ける。後者は35年以上も家庭菜園をやっていて、いまだに安定的に確実にやることができない唯一の作業である。小さな脳みそでやることはやってきた。だがうまくいかない。正直のところ手詰まり状態だ。
種ショウガの保存は、こうやればうまくできるだろうということはわかっているのだが、面倒が先に立ってやらないでいる。たまたまその方法を現実に目の当たりした。2日ほどまえのこと、ウォーキングの途中で農家の人が畑で作業していた。ああ、これは種ショウガの保存だなとすぐに分かった。見学させてもらった。
深い穴が掘ってある。1メートルはある。「ユンボ」で掘ったという。そこに種ショウガを並べて土を山型に盛り、雨が入りこまないようにいようにビニールで覆う。
しかしそれがわたくしにはできない。1メートル以上の穴を人力で掘ることは可能だろうが、途中で飽きらめて適当な深さで妥協してしまう。その結果は寒さに負けて種ショウガを腐らせてしまってきた。
そこで方向転換。農家と違って保存する種ショウガの量はたかが知れている。発泡スチロールの箱に入れて保存することにした。かれこれもう6年ほどこれを続けているだろうか。当初はうまくいかない。腐らせてしまう。しかし試行錯誤してしだいに冬を無事に越す割合が増えてきた。
ほかにこれといった方法が見つからないので今年もそうすることにした。
1)掘り出したショウガを1日天日に干す。
2)発泡スチロールの箱を用意する。大きなビニール袋に乾燥したもみ殻を敷き、そこにショウガを入れて、さらにもみ殻をいれて全体を覆う。そのビニール袋を箱に収める。
3)すこし湿気があったほうがいいかとビニールの袋の上部を濡れた新聞紙で覆う(ことしはこれをやめた)。
4)発泡スチロールの蓋をして室内に取り込む。左が種ショウガの保存、右が食べるショウガの貯蔵
5)1月と2月の厳寒期は毛布をかぶせて保温する。
ことしはいっさい湿気を排除することに、濡れた新聞紙で覆うことをやめることにした。
なんとも情けないことに、いまだに成功と失敗を行ったり来たり。実験中であるといいたいのだが、たいしたことはしていないと自覚している。もうこうなると、いささか神さま仏さま頼みとなる。無事にうまく冬を越せますように、と。