■NEWSWEEKに世界の大学の特集記事があった。ユネスコ統計によると現在の世界中の留学生数250万人は20年後に3倍となる予測がある。9.11以後厳しくなったアメリカは留学先として人気が回復しているが移民受け入れには制約が大きい。地盤沈下の激しいヨーロッパの大学に対し、アジアの大学の留学受け入れが増加し、特に中国の増加が際立っているようだ。
しかし、その中国では410万人いる大卒中、6割は就職できず、学生の多くが専門学校にシフトしていく動きもあるとか、一方15年後に先進国入りをめざすインドでは航空工学で活躍したカラム大統領の主導でITアウトソーシング王国をめざしている。100~150億ドルのマーケットを中国の半分の新卒数30万人で支えるが、20年後には15倍以上の1500~2250億ドルで世界のITシェアの4分の1を占有する考えだ。
日本が今後人材を求めようとするならどうするかを考えると、アジアに留学、卒業しその国で日本企業に必要な人材として就職することは一考に値するというべきである。
上海には復旦大学、上海交通大学があり、周囲にITベンチャー企業も多いという。こちらの就職活動も長くなるようなら考えてみようとおもう。