花吹雪連れてのりこむ路線バス
( はなふぶきつれてのりこむろせんばす )
昨日も、姑の付き添いで病院へ出かけた
最寄のバス停は、団地の周囲を巡る花壇を、背にしている
今は、満開の桜並木から 桜吹雪が、舞う
病院へ行くのに乗り込んだバスのステップに
さっと花びらが、飛び乗ってきた
何故かドキッとしてしまった
とにかく、週末天候が荒れるとの予報
私鉄の改札の前に「水害の危険が、出たら電車止めます」の
看板が、ありました
それを見たら、余程の嵐になるのだろうかと、不安になった
今のところ、雨は、キツイが、風は、穏やかだ
昨日、帰りのバスの中
お年を召した女性が、運転手さんに厳しい言葉で席に着くように促されていた
足元が、おぼつかないので、周囲のお客さんが、手助けしてあげた
何故、このバスに乗ったかを、その周囲の人に説明し始めた
大きな声です
ご主人が、一昨日、脳外科の病院に入院したとかで
昨日は、お見舞いに行こうと出かけたそうです
当市に未だ。馴染んでないのだとか
確かに、大阪弁(特に泉州弁)では、無かった
そのおばあさん、それまで何人かの人(バスの運転手も含む)に
目的地(病院)への行き方を尋ねたのだが、
答が、ぞんざいなのか、彼女が、理解出来ないのか
全く目的地と違うターミナルに辿り着いてしまい、
やっと正しい路線のバスに乗れたところのようです
「昨日は、病院へは、誰かが車で連れて行ってくれた
帰りは、警察が、送ってくれた」って言いますです
「警察 ??」
ターミナルから南へ行くバスは、椅子が、車窓を背に
サロン風に向かい合ったものが、一部ある
お年寄りが、乗り降りし易いようにアレンジされている
だから乗客は、おばあさんを囲むようにして話を聞いていた
ご主人の入院手続きを、済ませ、日も暮れて帰途に着き、
近くの路側帯のコンクリートに座って、ボ~~っとしていたらしい
どうやって帰ろうか
タクシーでも拾らおうかと考えながら
入院したご主人の事や、これからの事を考えたら、きっと不安でしたでしょうね
そしたら、巡回中のお巡りさんに声をかけられたとのこと
そのおばあさん、何をびっくりしたのか
おまわりさん相手に暴れたんですって
結局、お巡りさんも事情が、判ったのか、最後には、
家に連れて帰ってくれたんだそうです
何だか他人事とも、思えず、いつか、わが身にも起こり得ることかもと
思うと、気の毒でした
私は、先に降りましたが、
バスには、同じ病院へ行く人が、乗り合わせていたので、
きっと一緒に行ったことと思います
今朝も田舎の母と、電話でおしゃべり
このエピソードも話したのです
母くらい、それから年上の人は、戦争前あるいは、戦争中のトラウマがあって
警察官は、怖い存在で、
そのおばあさんが、パニックになる気持ちも、分からなくも無いって
申しました
そんなもんかぁ
アケビの花が、咲きました
長年、観察してますが、実が、生っている所を見たことは、ございません