多摩地方で、春をいち早く見つけるには梅を見に行くことです。さて、梅といえば越生でしょう。
それでは、越生が梅で有名になった理由とは、太宰府から小杉に天満宮を分祀した際に、菅原道真にちなんで梅を植えたのが始まりだそうです。室町時代の名将太田道灌の父、道真は道灌に家督を譲った後に越生に居を構えました。文人として名を成した道真の下には親交を結んだ連歌師の心敬や宗祇なども訪れて、越生の梅を賞美した句を詠んでいました。
明治以降は、観光地としても注目され、奈良の月ヶ瀬梅林にあやかって「新月ヶ瀬梅林」と命名されました。その後は、関東随一の観梅の名所として埼玉県でも屈指の観光地に発展しました。
おや、これは何でしょう?そうです梅以外にこのサンシュの木も花が咲いて彩りを添えています。
これは、しだれ梅ですね。
つづく