降り立った駅はここです。
北口へと向かいます。
程なくすると、
大和田小学校が、進行方向右側にあります。さらに進みましょう。
道沿いの高台に、小さなお堂のようなものがありました。ちょっと登って見ます。
お堂の中には、このような像が立っています。お堂の横に説明版もありました。
「鬼鹿毛の馬頭観音」とあります、新座市の有形民俗文化財にも指定されています。何なのか、面白そうですね。元禄9年(1696)に建立され、新座市内では最古・最大の石造馬頭観音だそうです。読んで見ると、こういう逸話があるそうです。<秩父の小栗という人が、江戸に急用があって、愛馬鬼鹿毛にのって道を急いでいた。大和田宿に入ると、さすがの鬼鹿毛も疲れが見え、この場所にあった松の大木の根につまずき倒れた。しかし、さすがは名馬、ただちに起き上がり主人を目的地まで届けた。所用を終えた主人が先ほど馬をとめたところまで戻ると、居るはずの鬼鹿毛の姿が見えない。不思議に思ったが、仕方なく帰路を急いだ。やがて大和田の地にさしかかると、往路愛馬が倒れた場所に鬼鹿毛の亡がらを見つけた。鬼鹿毛は、主人の急を知り、亡霊となって走り続けたのだ。>という話です。村人は後に鬼鹿毛の霊を弔い、この馬頭観音を建てたとのことです。市内でも、最古、最大の石造馬頭観世音菩薩像だそうです。
つづく