台地の下へ緩やかに下る長い坂の途中、ある会社の門前に植え込みがある。
その植え込みの枠から乗り出すようにして、丸い樹形の木が生えている。
濃い緑の葉に混じって、青黒い実が固まってついている。
驚いたことに、ぽつぽつとではあるが、白い花が咲いている。
ここは途中に弁天池がある坂道で、割合よく通る道である。
春から初夏だったと思うが、この木には多くの白い花が咲いていた。
その後花が散り、青黒い実がついたのも見ている。
ところが、この時期になってまた花が咲いている。
この木は前から気になっていて、花も実も毎年見ているが、いっしょなのは見た記憶がない。
木の名前はいままで知らなかったが、何気なく見ていた本にこの実の写真があった。
名前は車輪梅(シャリンバイ)という。
ウメに似た五弁花が咲き、枝や葉が輪生状にかたまってつくので車輪の名がついたとある。
梅の名がついているが、ナシやリンゴの仲間に近く、実は生食は無理だが、果実酒には利用できるとも書いてある。
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