2週間ほど前だが、市立川越高校前の歩道を歩いて、ハナミズキの葉が紅葉しているなくらいに感じていた。
ところが、バス停の傍まで来て思わず足をとめた。
そこにある木には、多くの赤い実がなり、木全体が赤くなっている。
隣にある木とは、明らかに実の付きかたが違う。
隣の木の葉は赤く、この実の多い木の葉はまだ少し緑が残っているが、それ以上に実の数が多い。
記憶では、この木には白い花が咲いていたはずである。
ハナミズキの実を近くで見るのは初めてだが、短い枝の先にまとまってついている。
枝は先の方で細かく分かれているので、赤い実の密度はかなり高い。
赤い実の先には、花の名残か小さな黒い点があり、かわいらしい。
ピンクの花は紅葉が濃いので、実はついているが目立ちにくい。
家に戻ってから、花の咲いていたときの写真を探した。
思ったとおり、半年前はこの木には白い花が咲いていた。
隣の木にはピンクの花が咲いていたが、どちらも良く咲いていて、花の付き方に差があるとは思えない。
これは3日前の写真だが、今はこの木も紅葉が進み、赤い実は少し目立たなくなっている。
それでも、他のピンクの花の木との違いは、遠目にもはっきりしている。
一般的に、白い花の咲く木のほうが実が多いのか、ここだけそうなのかは分からない。
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