川越雑記帳2(川越見て歩き)

45-4 実相院・鐘楼の天井画

 「その西、「東洋樹脂」と向かい合っているのが実相院である。」



 古谷小学校前の道を戻り、信号のあるT字路を右折する。
右に古谷小学校の校庭を見ながら進み、校庭が終わったところで左の道に入る。
少し行くと、駐車場の向こうに実相院の本堂が見えた。



 そのまま道を進むと、右に長屋門がある。そこを通りすぎると、右の石段の上に山門があった。



 山門を潜ると、生垣と植木に囲まれた石敷きの参道が伸びていた。
参道の向こうに本堂が見えた。



 参道に入り、右手を見ると鐘楼が建っていた。
その向こうには、先ほど通り過ぎた長屋門が見えた。



 本堂の入口の屋根は赤いトタン葺き、本堂は瓦屋根が緩いカーブを描いていた。
本堂の前には、一対の白い石灯籠が建っていた。

 「宝命山多門寺と称し、天台宗で、もとは古谷本郷灌頂院の末寺だった。開山は幸了で、阿弥陀仏が本尊となっている。一時衰微したが、12世器空が再興した。」



 参道から左折したところにはお堂があり、中には六地蔵が並んでいた。
お堂は途中に仕切りがあり、その先にも二体の地蔵が立っていた。



「享保12年(1727)全檀家の拠金によって新鋳された梵鐘がある。」
参道を戻り、鐘楼へ行って見た。
何気なく、鐘楼の天井を見ると、なにやら絵が描かれていた。
天井の格子の中の一枚一枚の板に人物画が描かれていた。
どうやら歌仙絵のようだった。
絵は鮮やかで、比較的新しいように見えた。
鐘楼の天井を見ることはあまりないが、川越の寺で天井画をみたのはここだけである。

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