左折して200㍍ほど南下する交差点がある。その100㍍ほど先の右側には芳野公民館のある。
この交差点を通る度に疑問に思うものがあった。
神社に良くある旗竿を立てるための石の柱が、道の両側に立っている、近くに社殿が見当たらないのである。
ところが、交差点から南へ行っても、北へ行っても神社はない。
元あった神社はこの道を通すとき、他へ移動したものと思われた。
石の柱はりっぱさから見て、社殿もかなりのものが予想されたがどこにもない。
先ほどの厳島社がそれかと思ったが、小さすぎる気がした。
交差点の直ぐ左に赤い壁の小さなお堂があったので行ってみた。
赤いお堂の手前右手に小さな社があり、その脇に小さな石仏があった。
赤いお堂の前には敷石の参道があり、両側には旗竿を立てた跡があるので神社と思われた。
お堂の左後ろに、前述の石の柱が見える。
その間を車が通り過ぎて行く。
この小さな社が元の神社にしては、石の柱との調和が取れないように思えた。
しかし、氷川神社の例大祭の日に、道の両側に大きな幟旗が立てられ、この境内に人が集まっていた。
やはりこのお堂が元の神社なのであろうか。
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