旭橋まで

　上流側の砂中を振り返った。
土手上の砂利道が新扇橋まで白く続いていた。



　下流側はその土手道が長く真っ直ぐ続いていた。
写真を撮っている私の脇を、散歩の人が通り過ぎて行った。

　川は両岸とも草で覆われている。
岸辺に木の生えているところもあった。



　直線部が終わると、川は右に大きく曲がっていた。
カーブの先に橋のようなものが見えた。



　更に進むとやや広い水面が見え、両岸は菜の花で埋まっていた。
正面に、今度ははっきりと橋の姿が見えた。
新しくなった旭橋であった。