8月の下旬、歩行者用の橋スロープからは、クレーン車がアームを伸ばしているのが見えた。

橋の上から上流側を見ると、河川敷と土手が雑草で覆われていた。

もちろん、下流側も同じ状態だった。

工事の範囲は、2ヶ月たっても前と変わっていなかった。
左岸に鉄の杭で囲った四角い枠があり、そこで作業をしている。
クレーンは、同じくらいの大きさの石を沢山入れた網をつり上げていた。

少し移動する間に、空になった網が戻ってきた。
この時もまだ穴の中には、瓦礫が残っているようだった。

穴の脇には、以前見た赤茶色の部材が横たわっている。

クレーン車の後部は、横に広がったアームで支えられている。
この様子も以前見たことがある。

時間が過ぎた割には、それを感じさせない様子だった。