「薬師堂の東にある稲荷神社の脇を入り道なりに進む。」 ん?薬師堂の東?稲荷神社?どこにあるの?と思った。 来た道を振り返ると、左前方の角に鳥居らしきものが見えた。 一乗院の方から来ると、道は薬師堂の前で左に曲がるが、その手前に右に入る道があった。つまり、T字路になっていた。 その角のブロック塀が切れ、そこに小さな鳥居が建っていた。 鳥居には額がかかり、「正一位稲荷大名人」と彫られていた。 石敷きの参道もあり、その先に小さな社があった。 境内は青いトタンの塀で隣りの民家と仕切られ、榊のような木も植えられていた。