川越雑記帳2(川越見て歩き)

41-3 宝蔵寺跡



 「もとの道に戻り左折すると、右手は芳野小、左手が宝蔵寺跡である。現在は堂宇はなく、墓地だけである。天台宗のもと中院の門徒で、本尊には大日如来が安置されていたが、今はない。」
 もとの道に戻る手前の四辻を左折するとその先の五差路で出会った。
 そこから100㍍ほど先で芳野小裏のT字路に出た。その左側に角に墓地が見えた。



 「墓地には「大阿者利法印円道覚位 享保十六年辛亥年(1731)正月十六日」という立派な僧侶の墓があるので、かなり大きな寺だったのであろう。」
 手前の塀のない所から入ると、右の塀際に墓や石仏が並んでいた。



 信号に近いほうには、三体の石仏が並んでいた。



 その右手には、石碑と丸い墓石があった。
 「また、もと川越藩士で、ここへ隠棲して俳句を作ったり、子供を教えたりしていた山本庵源漣井が、嘉永元年(1848)に自ら建てた石碑がある。」



 「散歩」には記述がないが、墓地を出たところの左に馬頭観音が建っていた。
下部に馬頭観音の文字、上部に浮き彫りの像が彫られていた。
 横を見ると天保十四年の文字が読み取れた。

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