ローモデルがみつからなくて、辛い時代。
私も、身近に「この人のようになりたい」と思える、ピッタリの人はあまり思いつかないのです。
あの人は素敵だけど、カッコいいけど、私はきっとそうはなれない憧れの人。この人のこんなところは素敵だけれど、相容れない部分がある、とか。
逆に「こういう風にだけはなりたくない」と思う人はたくさんいるのにな、と思います。
不思議だ、なぜだろう?
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ローモデルって何?・・・以下webのコトバンクより
具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象となる人材。
多くの人々は無意識のうちにロールモデルを選び、その影響を受けている。「○○のようになりたい」という憧れは誰しもが持った経験があるだろう。
リーダーシップ開発では、より意識的にロールモデルを選び、分析したうえで学ぶことが求められる。ロールモデルを漠然と観察するのではなく、リーダーシップに関する何らかのモデルに基づきながら観察・考察すると、学び取るポイントもより明確になる。
(グロービズのMBA経営辞書 より)
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私もきっとこれまで無意識にローモデルを選び影響を受けてきたはず。考えてみれば思い当たる節はいくつもあります。小説の中の人だったり、漫画の中の人だったり、も含めて。ちなみに、漫画の中の人だと、ぱっと思いつくのは「ブラックジャック」(手塚治虫)
今、この年齢になっても、人生の明日のことも、今日のことも、昨日のことも不安で、何一つ潔くは決められなくて、いつもじたばたしていて、いい加減苦しい。誰かお手本が欲しい。がんばればあんな人に成れるんだという、モチベーションと確信が欲しい。そんな思いです。
ひとり、ああこんな女性好きだな、と密かに思っている人がいます、料理家の栗原はるみさん。表に出るイメージの面しか知り得ないので、とても中途半端で、ローモデルと言えるかどうか。どこが好きかと言うと、職業、プロ意識、ノーメイクなところ、年齢の重ね方。
栗原さんを素敵だと思うようになってから、ファンデーションを止めました。ポイントメイクはするので完全なノーメイクではないです、私は栗原さんほど素地が美しくないので。私の世代学生時代からしっかりメイクすることに慣れていましたから、ファンデーションを塗らないことに最初は抵抗がありました。やってみれば、そう大したことではありません。人も、食品も、モノも、無理な加工は危うい感じがします。女優のようにテレビやスクリーンのレンズを通して見られるならともかく。
「おばさん」の雰囲気を醸し出しながら若いデザインのファッションを纏った人、見ていて悲しくなります。すっかりおしゃれに興味を失ってしまった感じの人も残念です(私自身が洋服好きなので)でも、じゃあ、自分は何を着ればいいのかすらよくわからなくて、いつも自信が無くて心はウロウロ。
栗原はるみさんの、ナチュラルなメイクやファッションは私に取ってローモデルになりますが、
それ以外のもっと雑多なことや、ドロドロしたことや、可愛くないことに対するローモデルがとても欲しいです。