ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

ミツバチはっちー やーい!

2010-08-28 18:36:15 | Weblog
私の自宅はマンションなのでお庭はありません。

ベランダが割と広いので、そこにいっぱい植木が並んでいます。

二種類の楓、くちなし、菊、鈴蘭、アイビー、その他名前のよくわからない植木がいっぱい。
浅草ですなあ。

夏は花の咲く木が少ないのですが

今花盛りなのが、「ムラサキちゃん」と呼んでいるこの木。
真夏になると紫の小花がどんどん咲きます。
このごろ街角でよく見かけますが、昔はなかったような…外来種?
生命力も強くて、秋に枝を全部払っても、夏になるとわさわさ伸びます。



それから、ニガウリの種を植えたら大きくなって、物干し竿に蔓をからませて伸びてます。
黄色いカワイイ花が咲いています。いっぱい咲いているので、ニガウリがなるのを楽しみにしているのです。
一つだけニガウリの赤ちゃんを発見!



ここ何年か、夏になると「ムラサキちゃん」が満開になると、どこからか一匹だけミツバチがやってきていました。

日の出ているうちは、ムラサキちゃんの花をブンブン飛んでいるんです。
でも、毎日一匹だけしか、来ません。
このミツバチの、秘密の花園なのかな~と思っていたのです。




去年は、ミツバチがニガウリのまわりもブンブンしてくれたおかげで
小さな実が何個か生りました!

そのミツバチはっちーが、3日前から急にパタッと来なくなりました。

毎日水やりやお洗濯を干している時に、ブンブンしていたミツバチはっちーが来ないと、とってもさびしい!

どうしたんだろう?
去年はミツバチは秋の終わりまで来ていたのに。

鳥に食べられちゃったのかしら~と思うと、なんだか悲しい~(;;)

ミツバチはっちーが来てくれないと、ニガウリも生らないというモノ…

毎日はっちーを待っているのです。

おもてなしの一服

2010-08-21 23:22:38 | Weblog
京都の続きです。

祇園にある、禅寺の総本山 建仁寺
大好きなお寺です。

本殿特別拝観中でしたが、なぜか今回は入らずにお庭をうろうろしました。



朝のうちでしたから、人も少なくて、まだ若干涼しくて、霧雨も降って来ましたが爽快でした。

栄西禅師がお茶の木を持ち帰った碑がありました。



お茶の木が綺麗でした。
そうなんだ、お茶はここに持ち帰られたのかしら。

関東に住んでいるので、宇治茶よりも静岡茶になじみがあるのですが
今回の京都の町歩きで、とてもビックリするくらい美味しいお茶に出会いました。

二条通りにひっそりとあるお茶屋さん柳桜園
二条通りに住んでいた頃は、いつも買っていました。
お茶だけは、ある程度美味しいものを飲みつけてしまっていて、レベルを下げられないのです。
といっても100g1000園台程度です。

今回は友人にお茶を買って帰ろうと思い、懐かしいお店に寄りました。
なんとも老舗の風情の作り、畳敷きなんですよね。
ほうじ茶を買っていると、冷茶を出してくれました。
そのお茶が、ビックリするくらい美味しかったのです。

お茶屋さんが、サービスに美味しくないお茶を出すわけがないのですが…
以前日本茶カフェに居たので、なんとなく分かります。
普通に水出しでは出せない美味しさだったのです。
温かく淹れたお茶を氷で冷やす作り方か、もしくはとてもいい茶葉を水出したような
まったりとした、それでいてきりりとしたお茶でした。

小さなお茶碗たった一杯のサービスのお茶
それがこんなに心に残るとは。

おもてなしの心の奥深さを思い知りました。

おもてなしは、人を大切に思う気持ちと誇り高い自信とがなければできませんね。
私には、まだまだ行きつかない境地です。

真夏の京都の庭園は静かでした

2010-08-19 01:33:19 | Weblog
お盆期間に、京都に遊びに行きました。
真夏の京都は、とにかく暑いです。盆地の気候、蒸暑さ、は東京の暑さとはまた違うものです。

でも、暑いさなかの京都は静かで(真冬も雪が降ったりして風情がありますが、寒いため静かでおススメですが)
お寺に入って、お庭を眺めていると、別に世界へ行けるような気がします。

楓で有名な、大徳寺の高桐院のお庭は少しだけ色づいていました。こんなに暑いさなかですが、季節は確実に秋へと移ろうとしているんですね。

今回の足袋の主目的は、お庭を見ること。

特に重森三玲のお庭を見ようと思っていました。

重森三玲庭園美術館は、個人美術館なので、予約制です。3日前に予約のメールを入れましたがすぐにお返事をいただいて
拝見できました。

吉田神社の神職の方のお屋敷だったという建物を三玲が譲り受けたものだそうです。
界隈は、吉田神社の神職の土壁の塀のお住まいがたくさんあったとのこと。
今では閑静な住宅地にこの記念館がぽつんとあります。

お庭を最初に
蓬莱山に見立てた白洲の枯山水と苔のお庭。






お座敷の床の間の上に、枯れたアジサイがありました。厄除けだそうです。アジサイが厄除けになるとは
はじめて知りました。



お茶室は有名な襖を。
お茶室は凝りに凝った造り、鍵かくしまで三玲の手による四季の花の絵付けの京焼で作られていました。





苔がうつくしいのも、手がかかるそうです。
夏場は苔が枯れがちだそうで、苔寺などは冬の方が綺麗だそうです。
東福寺のお庭の市松の苔もきっと冬場の方が綺麗なのでしょうね…

大徳寺の独座庭も見てきました。

海のモチーフ、荒波を表現した白砂は、セミの声が波の音が聞こえてくるように感じました。

京都の町は、夕暮れ時がうつくしいですね。
特に夏は。

鱧のお刺身を、はじめてたべました。京都らしいお味です。