ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

本になった。

2006-11-30 21:41:38 | WORKS
母の本を、製本し治していたのだが、
出来上がった。

古い祖母の着物をほどいた布地を和紙で裏打ちし

元のソフトカバーの表紙を剥がして

厚ボール紙の芯を布地でくるんだ表紙を
付けなおして

出来上がり。

専門家ではないので、題名も著者名も入れられなかったけど
オリジナルの本に生まれ変わった。

もとの本と比べたら、ちょっとカッコよくなったかしらん。

見返しの紙を選んだり、布地と合わせて花布を選んだり
これだけの作業でも結構楽しかった。

大学の卒業制作は
本を作ろうと思っている。

内容も、編集も、印刷も、デザインも、製本も
全部自分で手掛ける
たった1冊の本。

そのまえに、作りたい本が出来た。
友人が趣味でとり溜めたデジカメの写真データから
自薦ベスト30点をいただいて
そこに私の無関係な散文を付けて
本にしたら面白そう!

しかし、これも内容からデザインから製本までだな。
はたして、実現するか?不安なので、取りかかるまで内緒。

どんなにwebが発達しても
本というメディアのなが~い歴史からして
本というメディア形態は、なくらないと思うなあ。


酉の市

2006-11-28 22:26:09 | 日本文化
今日は三の酉。今年は三の酉まである年だ。
毎年、この季節の風物詩として
酉の市に行く。

熊手は買わない。
商売をしているわけでもないし
熊手が、好きなわけでもないし。

ただ、年の瀬の忙しい雰囲気を味わいに
混みあった境内の中で
コウコウとライトに照らされて
あちこちから
威勢の良い手拍子が聞こえて来る。

熊手を買うと、売り子さんたちが総出で
威勢の良いかけ声で手拍子をしてくれる。
商売繁盛!

有名人の御用逹の熊手も。

サンリオのキャラクターてんこ盛りの
巨大な熊手も有った。
サンリオって以外と下町の企業なのかな?

毎年、有名人の名前を見かける。
この一家はさすがに毎年恒例だ。
慎太郎氏を筆頭に以下全員だもの。


こういう風物詩が楽しいとか、もうこんな季節かとか
今年もいろいろ有ったなあ・・・とか

そんな風に思えることが
郷土愛とか愛国心とかの
カタチじゃないのかなあ。
(この言葉、政治家は好きだけど、私はキライ)


今年の三の酉も、雨にならなくて良かった。

製本&ナチュラル&ナチュラル

2006-11-27 17:40:40 | 工芸
今日は製本にとりかかる。
タイポグラフィの私塾で
(宣伝:アカンサス タイポグラフィ スクール@大阪)
授業の一環で製本実習があった。

それ以前にも、東京の製本工房で
体験をしたことがある。


ものを作るのが好きで
本の装丁が好きな私に取っては
すごく楽しい授業だった。


母が5年くらい前に
半ば騙されて自分の随筆集を自費出版した。
自費出版なんだけど、母は自分の原稿が出版社に認められて
出版したと思っている。
まあ、母の幸せのためなので、それはそれでいいよね
と父と黙認したのでした。
まあ、母の筆力も素人としてはいいセン言っていると思うし。

その時の本は並製本(ソフトカバー)だったので
記念に1冊でもハードカバーに仕立ててあげよう!
前からと思っていた。

ちょうど、製本も習ったし
今はヒマも出来たし
チャレンジしてみることに。

今日は製本の布の裏打作業。

布は祖母の物をほどいた端布だ。
昔の着物の生地はなかなかいい味。

今日はここまで。
24時間置いて乾かさなければならないから。

ちゃんと、裏打ちできたかな?

刷毛を何種類か使いました。
思ったのは
スーパーで売っていた100円のプラスチック刷毛

私が木版画に使うんで持っていた本物の刷毛

使い勝手がえらい違う。全然違う。
本物は使い良い、というより
プラスチック刷毛の使いにくいこと。
道具って、大事だな。


昨日から
体中がコリコリで痛くって辛いので
<NATURAL BODY>へストレッチマッサージに行く。

45分間マッサージしてもらい、大分軽くなった。
いつも気になるのは
指名するトレーナーの女の子の指先が酷く荒れていること。
毎日お客さんの体を、力一杯押しているからかなあ?
職業病?
若いのに、イヤだろうなあ。ちょっと悲しくなる。
頑張っている勲章?それにしては、ね。

そのあと、喉が渇いたので
近くの<ナチュラルハウス>で
マンゴーと豆乳のホットジュースを飲む。
おいしい。

温かいジュースって、甘いスープみたい。
寒いし、体の冷えが気になるので
ヘルシーなジュースが温かいって、嬉しい。
ちょっとしたアイディアで他のジュース店と差別化できるのだ。
ちょっと考えるのって、大事だな。
ちょっとの違いで、いいんだよなきっと。


明日は、製本作業をしよう。
明日は、三の酉。お天気はどうかな?



おいしい珈琲 asakusa編

2006-11-26 17:14:51 | お茶
私の地元浅草は、観光地だけれども、以外といい喫茶店がない。

穴場的に
いいところは

隅田川沿いで、テラスから隅田川を見下ろすと
パリのセーヌ沿いのカフェみたいな気分になる
かなり、リラックス&爽快になれる。
<カフェ ムルソー>
あまり雑誌等には出てこない。露出を控えている感じ。
穴場だ。
ただし女の子向けかも(インテリアとか、ケーキとか)

金属箔の会社がやっているらしいギャラリーカフェ
<ef>
も、寛げるし、ギャラリーも面白いし、蔵を改装しているつくりも○。

でも美味しい珈琲屋さんがないなあ。
おいしいけど落ち着かない老舗喫茶店
<ローヤル>
もいいけど、やはり落ち着かない。静かに珈琲を、というより
観光名所みたいか雰囲気(でもあまり知られていないかも?)

最近
新しい珈琲やさんができた!
メニューは珈琲とトーストとケーキくらいでシンプルだし
まだお客さんが少なくて落ち着く。
マスターが若いけど気さくで変な緊張感もないし
何となくインテリアが和風なのも好みだったり。

珈琲はネルドリップで入れてくれて
カウンターで入れてくれるのを観察するのが楽しい(マスターはイヤかも?)
長く続けばいいなあ。せっかくできた落ち着ける珈琲屋さん。
浅草も店の入れ替わりが激しいけど。

なので、せっせと通っている。
<cafe de なにわや>

今日も昼まで寝ていて、おこもりな一日。
珈琲飲みに行けなかったので
家珈琲で我慢する。
美味しいお店のようにはいれられない。
勉強不足でしょうね。(珈琲の入れ方に関して)

でも。
何故に、なにわや?
今度聞いてみようっと。



残業って。

2006-11-25 11:09:08 | 日本文化
私(たち)って、何故こんなに残業しているのだろう?

日本のサラリーマンの残業率の高さは、世界的に見ても異常だ。
発展途上国とくらべるならまだしも、欧米先進国と比べても
日本の残業の多さは異常に見えるという。

おまけに、
バブル崩壊後の長い不況に陥って、
企業はまず人件費を削るべく人員削減をして、更に事態は酷くなっている。

私は、新卒で入社した超大企業時代にはほぼ定時に帰宅していて
お給料も一番高かったし福利厚生も充実していたような気がするが

その後、中小・零細企業に勤めだすと
一気に残業が増えた。

中小企業の経営者の考え方は総じて同じ。
仕事をする人間には、どんどん仕事をさせる(際限なく)
出来ない、と見切った人間は、そのまま放っておく(関わらない)

そこにいくつか歪みがあったように思う。
・給料は年功序列である(仕事の質と関係がない)

・見切った人間も、経営者自身が適材適所にその人を
 置けなかったことに寄ることが多い

・時代の流れが早くて、どんどん変わっている仕事の方法に
 付いて行けずに、過去のやり方に固執する人と、新しいことを
 はじめようとする人の差(軋轢?)から非効率が生じる。

・仕事をする人は、自分で仕事の範囲を広げてしまう傾向にある

・仕事が溢れている人は、オペレーション的作業も、マネジメントも
 創造性の高い仕事も、ごちゃ混ぜでやっているのが非効率的。

職域が曖昧な日本の会社組織に原因がある、とはよく言われる。
碓かに欧米では、マネジメントとオペレーション作業を同時にこなす
人は少ないのかもしれない。
同時にやることになっても、もっと整理して範囲を限定するのかもしれない。

仕事をしていること自体が、仕事を生み出す、そんな状況が日本の会社組織にはある。

総じて、仕事が出来る人もできない人もみんな、残業して、疲れている。

自分自身を振り返ってみて思うのは、自分の人格と仕事を切り離せなかった
ということ。
切り離して考えれば、もっと客観的に自分の働く姿が見えたかも。

もう少し客観視できれば、仕事を整理できし、範囲を自分で自分の能力内に収められたかも。


実際そうしようとすると、むずかしいけどね。

おこもり*芋ボウ

2006-11-24 14:37:05 | 今日の料理
ここ3日ほど、家に閉じこもっていた。

あ、そうそう、人形町の呉服屋さんへ面接へ行って来た。
呉服屋さんが銀座に作るカフェのバイトの面接。
一応、正社員も募集していたので
職務経歴書も持って行った。

わたしの職務経歴書は
大学卒業後
某大手通信企業からはじまって
いきなり社員13人の有限会社へ職人として転職する
ことからはじまり
なんとなく伝統工芸とか印刷とかデザインとか
中小企業でそこそこのお給料で働き
転々としている。

見た人事とか経営者は
「なんじゃ?これは?」

「ユニークで面白い。何かやってくれそうだ」


そういう感想を持つ(らしい)

で、カフェはもう日本茶インストラクターの人が
何人も応募しているらしい。
日本茶インストラクターは、私がこれから取りたい資格のうちの一つ!

企画、販促のアシスタントならすぐ来て欲しい、みたいな展開だったが
条件もなにも提示されないままお返事は出来ないので
保留して

家で、体調をまた崩しながら考える・・・
この状態でまた仕事を始めたら
またストレスに負けて
更に、ボロボロになり
そして辞めざるを得なくなり
また挫折する・・・かも。

主治医と家族のいう通り
今は休むしかないのかも。。。
そのくらい今のうつ状態は酷い(と思う)

昨日テレビで羽生善治が
同じぺースで継続できることが最も大切な才能
といってた。

均一なペースを守りつつ、継続して行くことが
こんなに困難とはね。おしゃるっ通りだと思います、羽生さん。


で、今日は最悪の朝を迎え
なんの症状か、下半身、特に足が異常に冷えて痛くて
昼頃お風呂に入ってなんとか起きて

一昨日から、水につけて戻してあった
棒だらを煮てみる。
さすがに、3日ももどすと、
かちんかちんだった棒だらも、鱈っぽくなるのね。
京都で初めて食べた芋棒は美味しかった。
エビ芋はないけど、里芋も入れて芋棒だ。
寒くなると、煮物がいいな。

煮物が乗っている夕食の食卓って
なんだか、スローでいいかんじ。

乾物を3日もかけて料理するなんて
すっごい贅沢な時間だろう。
リハビリにこういう贅沢な時間の
使い方もいいかも。


料理が出来るのも、ちょっとした改善だ(一日寝ているのよりいい)


粋?蕎麦やで飲む

2006-11-17 13:32:14 | おいしいもの
ここは、お江戸の下町。
庶民のまち、浅草なので、お蕎麦屋さんが多い。
それも、結構美味しいお店が多くてウレシイ。

一口に美味しいお蕎麦やさんといっても

「薮」 みたいな超有名店
浅草名店 みたいな観光スポット的なおみせ
小料理屋みたいな、隠れ家的お店
町のお蕎麦屋さんのノリだけど、手打ちだったりしておいしい

とか、いろいろ。
その日の気分とシチュエーションで、いろいろあり。

昨日は
隠れ家的な小さなお店に飲みに行った。
最近雑誌の蕎麦特集とかでちらほら見た覚えが。。。

でも、場所が浅草の中心からかなり外れているから
空いてたな。

焼酎の蕎麦湯割りが850円・・・高いなあ、と思ったら
1合と蕎麦湯のポットが出て来て、ご自由に割ってねってことで、
「こんなに飲めないし。。。。」ちょっとビックリ。

おつまみもお蕎麦屋さんらしくシンプル
くるみ味噌とか美味しそうだった。
卵焼きは甘くておいしかった。

締めのお蕎麦は、ちゃんとおいしかったし
量もあって
下町価格かも。。。

突然京都の話だが・・・
京都に住んでいる時に
近所に30代くらいの男性がカウンター一つで
十割蕎麦を手打ちしているお店があって
本当においしくて、お気に入りだった。

「手打ち蕎麦 とおる」二条通にこじんまりとある。

夜はイタリア人がやっている純米酒barになる。
お店を昼と夜でシェアしてた。
いい考えだね。
参考にしよう。


昨日は
そこで焼酎の蕎麦湯割りを飲みながら
こんなうつ状態・・・の報告をしつつ(昨日は昼間病院へ行って来た)
会社の惨状とか、みんな辛そう、とか言う話題から
なぜか話題はサイトウキネンフェスティバルになったり。
お付き合い下さった
長年の友人のおじさま、ありがとう。

3000円だった、以外と安かったと思わない?

8時半閉店は、浅草時間だな。




和菓子と水と折形

2006-11-16 06:32:03 | お茶
西麻布にある、Le Bainへ行ってみた。

ギャラリーはついで。
イタリアとスペインの女性デザイナー(建築家)
のソファを展示していたがあまり興味は引かれなかった。
作品の哲学が判れば良かったけれど
解説は何もなかったし。
色がテーマなのだろうと思うけど、
南欧のデザイナーだな、と言う印象だった。

主目的は
併設の和菓子やさん
HIGASHIYA
のパッケージとイートインのお店だった。

パッケージは折形をアレンジしたデザインで
白を基調にアクセント的に(におい、として)色を使っていて
お店はその白が引き立つように濃茶や白木がベースだから
やはり茶室のような空間。

イートインのメニューを見ると
お酒も充実しているので、?と思い営業時間を見ると0:00まで、
barになるのか、夜は。

なんとなく、京都のやなぎのを思い出した。
趣向をまねたのかな?

立礼のお抹茶とお過子をいただいた。
シナモンのぎゅうひのお菓子だった。

買ってかえったのは
干し柿のなかにバターと餡がはいったお菓子
まだ食べていないけれど、こちらの方が美味しそうな・・・


カウンターにちいさな蛇口と水桶がしつらえてあって
水が流れつづけていて
これは、つくばいかな?と気になった。

パッケージは、とても気に入ったので、
おつかいものに使ってみたい。

でもこういうデザインも
はやりとして使い捨てされて行くのだろうな。
個人的に好みなので残念におもう。
ブームっていやだな。







ドイツ式リフレクソロジー

2006-11-15 00:59:21 | セラピー
リフレクソロジーに行って来た。

もう何回も通っている。行きつけになって来た。
浅草松屋の裏手にあるマンションの1室で
女性が一人でやっている。(顧客も女性のみ)

ドイツで資格を取ったらしくて、
ドイツ語の証書が飾ってある(すごくかっこ良くて立派だ。)
一人でやっている、その女性もなんとなく
「吹っ切れて好きなことやっている」かんじが、かっこ良い。
そんな風になりたいものだ。

めずらしい「ドイツ式リフレクソロジー」と「フットケア」

リフレは、イギリス式や台湾式と違って、すご~く柔らかく触って行く感じ。
でもなんとも気持ちよくて、つい眠ってしまうんだよな。

施術のあと
体調いかがですか?
と聞かれて
ストレスが溜まっています。
と答えたら、
体全体の活動が鈍っている、と言う感じですね。
とのこと。

そうか~
うつ状態がひどい時の足の裏ってそうなんだ。
と、判っちゃうもんだなあ。
体全体が動きたくない!って訴えている感じだもんなあ、と自覚。

リズムだリズム。
こういう低下状態の時はリズムを掴まなくっちゃ。