ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

関係者でもない医者は、黙ってくれ。

2013-08-29 15:34:21 | 気になる出来事記録メモ
現代ネットより
 
<精神科医の和田秀樹氏が診断>
「彼女はとても長い間、精神の病に苦しめられていました」――。宇多田ヒカル(30)がブログに書いたコメントで、自殺した藤圭子(享年62)が心の病にかかっていたことが明らかになった。
 ヒカルは「(藤が)現実と妄想の区別が曖昧になった」と記し、夫の宇多田照實氏(65)は「ヒカルと僕もいつの間にか彼女にとって攻撃の対象となっていきました」「心当たりのない理由で罵声を浴びせられる」時もあったと明かしている。
 気になるのはその病名だ。精神科医の和田秀樹氏は藤の病気を「統合失調感情障害」ではないかと分析する。統合失調症と躁鬱病の合併症だ。和田氏が解説する。
「ヒカルさんが言う妄想症状は“私はバカにされている”“誰かが私を殺そうとしている”などと被害妄想を口にする統合失調症を物語っています。この病気の人は、自分は正しいと信じているため他人を攻撃するのです。その一方で、藤さんは『ゴメン』と謝ることもあったとか。これは躁鬱病の特徴です。藤さんはギャンブルに凝っていたそうですが、おそらく刺激が欲しくてギャンブルを始め、依存症になったのでしょう。躁鬱病の人は躁状態のときに“自分は何をしても成功する”と思い込み、大きな賭けをして破産したりします」
 この病気は脳内伝達物質のドーパミンやセロトニンのバランスが悪い人が強いストレスを受けて発症することが多いということ以外、はっきりした原因は分かっていない。
 日本での治療法は投薬が中心だ。
「投薬でセロトニンなどの量を増やせば症状が改善します。藤さんは治療を拒絶したそうですが、それはいけません。最近の研究では、病気を発症したのに放っておくと脳がダメージを受けて神経細胞が正常に機能しなくなり、ますます気分が落ち込むことが分かっています」(和田氏)
 照實氏が8月14日に電話で話したとき、藤は明るい口調で元気そうだったという。しかし、2週間後、突然、自殺をはかった。和田氏によると、鬱病は元気になりかけているときが危険という。躁鬱病の人がいたら、周囲が気づかったほうがいい。
 
++++
 
昨日も、精神疾患患者の立場に付いて書きました。
「有名人 精神科医の和田先生」
なんだ?「診断」って? 度肝を抜かれましたよ。
あなたはこの方を診察したDr.なのですか?
精神疾患って、なんだかわからないうわさ話程度の情報で、診断や投薬の正誤がわかるものなんですか?
 
そして気楽に
>藤の病気を「統合失調感情障害」ではないかと分析する。統合失調症と躁鬱病の合併症だ。和田氏が解説する。
なようなことをするのは、Dr.として正しいのでしょうか。
ご自分で診察したわけでも問診したわけでも正確なデータをお持ちな訳でもない。
 
こういう情報がネット上やマスコミに流れると、「統合失調感情障害」という病気は、この自殺した方のような病気、という共通認識が世の中に出来るのです。この方が有名人で、いろいろマスコミに取ってネタに事欠かない方なら、尚更のことです。
だって、「統合失調感情障害」って病名があった方がインパクトがあり、そういう病気と無縁な世界に生きていると思っているひとに取っては、非常に面白く興味深いでしょうから。
 
Wikipediaで統合失調感情障害を見てみると
http://ja.wikipedia.org/wiki/統合失調感情障害
さすがに、私ですら書いてある意味がよくわからない。というか、まだこの辺のところって不透明ではないのでしょうか?諸学説あって、解明中。学説や会派によって解釈が違うというような。
 
そういうことも含めて精神疾患に「今現在」縁遠い方々に取っては、面白い話題(ネタ)ではあるけれど、理解する気持ちも起きない程度のことでしょう。
だってややこしいし、厄介なことですし、経験も興味も無いことは基本的に理解出来ないものです。
 
単に面白いネタとして、世の中に振りまくのは止めて下さい。
当事者は、Dr.患者両方ともに、苦労しているのです。
 
 

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