大学を卒業してからかなり経ち、同期先輩後輩、年齢的にみなさんそこそこ「激務」の中間管理職から脱して
時間的に余裕のある人が増えてきました。大学時代の友人、というのも「同じ釜のメシ」を喰った同志として、仕事とかステイタスとかから脱して気のおけない付き合いも出来るようです。
そんな最近「キルフェボンの会」という、あの有名タルトのフラッグショップで、みんなで集ってタルトを食べよう!
という可愛らしい会に参加しています。
この会に男性常連メンバーがいらっしゃいます。というか、男性メンバーのお二人の知識レベルの高さと言ったら!
スウィーツ情報はその方々に聞こう、という感じです。男性だけあって、研究熱心なんですよね。
その有名タルト店の「秋のタルト試食会」イベントはなんと「女性限定」なのでした。
えええーっ?なぜー?と落胆する男性メンバーの方々。ふと思いました、なぜ女性限定なんだろう?
菓子業界のメインターゲットは女性と子供というのが常識でした。でも、そうかなあ?
私の周りには、「コンビニスウィーツ、今や侮れないよね」という男性陣多し、「仕事の後においしいケーキを食べることに幸福を感じる」男性多し、はたまた、休日にケーキ焼いちゃう人もいます。
思い起こせば、私の父も普通のなんでもない日の会社帰りのお土産に、ケーキを買ってきてくれましたが
半分は自分が食べたくて買ってきていました。(確信)父は昭和9年生まれです。
少し前まで、「男がケーキ食べるなんてかっこわるい」というバイアスが、ありました。でも、多くの男性がお菓子好きだったんじゃないかと思うのです。「かっこわるい」世の中の目を気にして、堂々と食べられなかったような気がします。今の男性は、そんなバイアスから若干解き放たれて、おいしいケーキを食べて何が悪い!堂々と召し上がります、でもそれって女性にとっても一緒にケーキを味わえて、美味しさをわかってもらえるので、「かっこわるい」どころか大歓迎なんですよね。
女性はダイエットに励み、子供は少子化で減っていますし、アレルギーを持つ子供も多いので母親が神経質です。
お菓子業界のこれからの膨大な未開拓マーケットは、男性なんじゃないでしょうか?男性好みの雰囲気のお店や味や、男性向け健康志向
を追求すればいいのになあ。と思います。
ケーキ=女性 ステレオタイプの図式、時代に合ってませんよ!!!
ちなみに最近和菓子も人気ですね、
今どきの和菓子作りをする若い男性職人さん、素敵な感性だったりします。