ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

夏バテ対策*冷えないように。

2007-08-28 12:56:26 | セラピー
http://www.beverage.co.jp/kitchen/
冷え性です。
夏は特に冷えます。
トリートメントに行っても、体が冷たいですね、と言われます。

オフィスはクールビス28℃設定のはずですが
やはり一日いると
冷えます。

特に下半身が冷えます、足寒いです。

通っているセラピストの方に
内臓を冷やさないように
暖かい紅茶を飲みましょう、できれば生姜紅茶で。
といわれて、
おまけに、最近電車の中吊りで
新商品 KIRIN ディアボロジンジャー
「プロヴァンスの智恵、生姜を煮詰めておいしくなる。・・・」

に以上に惹かれた私。
生姜のジャムを作ってみました。
生姜を3つすりおろして
お砂糖で煮詰めて小一時間。
なんだか、鍋のそばにいると体がぽかぽか、ひりひり?ほてってくる。
いい香り~。
あまーいジンジャーの香り。

出来たジャムをビンにつめて
毎日の紅茶に少しづついれて生姜紅茶の出来上がり~。
タンブラーに入れて、寒いオフィスで温まります。

なんだか、ちょっとロハスかな?

きれいな生活

2007-08-26 23:06:08 | 生活改善プロジェクト
夏休みの1日。
朝からぞうきんを持って、あちこちぞうきんがけ。
ふだんは、ハタキですませている埃取りを、ぞうきんがけする。

きれいに見えているところも、ぞうきんが真っ黒になるから、ビックリ。

家のインテリアは
家族に実権を握られているので、私好みにはなかなかならないけど
シンプルで、ナチュラルで、少し和風が好き。
大好きな家具屋さん
WOOD YOU LIKEの水屋タンスが、とっても欲しかったっけ、同じくサイドボードになっちゃたけど。

家の中が、好みのインテリアのカフェっぽくなれば
家で美味しい珈琲や、紅茶を入れて、おやつを食べれば和めるんだな。

家の中を整えようという気持の余裕が出てきたのも
心が健康になりつつあるのかも。

全集に続き、今日もあさからぞうきんがけ。
掃除も楽しい。と<いつも>思えたら、すごい進歩だけどね。

自分の部屋くらいは、ちょこっとしたスペースを好みに飾ってみた。
仕事で、ディスプレイ、楽しかったし大好きだったんだっけ。


PAPIER LABO.

2007-08-23 02:06:47 | 工芸
神宮前にある PAPIER LABO.

紙製品と活版印刷のLABO.
ちいさな店内に、小粋な紙文具がところ狭しと並んでいる。
活版で印刷した、グリーティングカード
様々な紙で製本されたノート。
ノートはつい欲しくなる。
でも買ってもコレクションするだけで使えないかも?とか。

活版について聞いてみた。
名刺やハガキ、ショップカードなど注文は結構ある。
メンバーは皆自分の事務所を持っているデザイナーなので、
現在の注文をこなすので大変な状態。
値段は、ほとんどが活字組みと印刷工程にかかる。
何枚刷ってもそれほど変わらない。紙代くらい。

名刺 1C黒 200枚 で18,900円
ロゴなどデザイン入り 21,000円

高いと感じるか、安いと感じるか。

私のプラン
木版刷りした和紙に、活版印刷は?可能。
紙の相性はある。木版面に上手く乗るかどうかは、状況次第。

木活字をつくったら、刷ってくれますか?金属活字と同じモノを木で作るのなら可能。
木の固さが必要。
面白そうですね。と言ってくれました。

その辺りは、要研究ということですね。

ほんのサイズなら1面で2万から3万くらい、概算で。

そうか、出来そうなんですね。
帰りに友人と食事をしながら浮かんだアイディア。
木活字と、金属活字を混ぜて版をつくり1面に刷る。
印刷して、ページをめくると
木版のページ、活版のページがあり、
ああ、木版と金属の活字だったのか、とわかるような仕掛けにするとか。

段々ふくらんできて楽しくなってきた。


Hitoshi Toyoda slide show

2007-08-21 05:53:08 | art
東京都現在美術館 中庭で トヨダ ヒトシ のスライドショーを見た。

現代美術館の中庭に面するおおきな硝子面に
東京の潮位が白く書かれている。
なるほどね。
ここは海抜0m以下の場所ってこと。
深川を感じる。

その前に白いスクリーンが置かれて

夕闇がゆっくりおりた頃、はじまった。
トヨダ氏が前に出て挨拶をする、とってもシャイな人の様子。

実際トヨダ氏がスライドを操作するのだった。
少しビックリ、自動的にカシャカシャ写されるのかと思っていたので、
その手作業のピント合わせやら、1枚のスライドの長さやら、も作品の重要な要素なのだと気づく。
街の音や、時々上がる花火や、子供の声なんかもBGMなのか。
音が無いスライドなので、街の音がよく聞こえる。
ずーっ蝉の声が途切れる事無く鳴きっぱなしで、夏の作品である事、作品のイメージに組み込まれていった。
ここでスライドが投影される、それを見る作業一連が一期一会の作品という事か。

はじめは、心象風景が連なっているのかと思いながら
見て行くうちに、ストーリーに気づく。
だんだんとストーリーが増えたり、転換したりするところが
説明が先になったり後になったり、
見る側の思考に挑まれているような気分になる。
トヨダ氏と見ている私の格闘が始まった。
印象的なイメージを次々と見て行くうちに、格闘が心地よくなってきた。

様々な死を展開して、スライドが終わる。
終わってみて、あの始まりは死への扉だったのか、と思い
また格闘する。

すっかり、トヨダ氏の思うつぼにハマってしまったようだ。

オーダー*木版摺り名刺

2007-08-19 13:09:30 | WORKS
木版画摺師の師匠にオーダーしていたプライベート用名刺が出来ました。

版木も送られてきたので、じっくり見ると、凄くいい掘りです。
師匠が、腕のいい彫り師さんに出してくれたのです。

彫り代のお値段もかなりいいのですが・・・
これだけ細かい仕事なら、まあしょうがないか、と。

名刺にこれだけコストをかける人がいるかどうか?
ですが、
ご興味のある方、オーダー受け付けます。

細かさや時の大きさの制限はありますが、
基本的にはデザイン自由です。
版下、デザインは、制作します。
ご自分のオリジナル制作で、という方はデザイン入稿OKです。
名刺用紙も相談で。摺れる紙と摺れない紙が若干あります。用紙OK。
100枚から。

うーん、自分としてはとても優雅な気分。セレブってこんな気分かしらー。

炎の魂を送る・・・五山の送り火

2007-08-17 00:02:27 | 日本文化
吉田山の頂上に着いたのは、送り火の2時間前、6時頃だった。
ここからは、大文字と妙法が一度に見える。

頂上のちいさな広場にはもう人が十数人立って待っていた。
持ってきたCDウォークマンで「トゥランガリラ交響曲」を聞く。
不協和音と変拍子が渦巻き、時々メロディアスな音楽が
幻想的な気分をさらに盛りあげる。

私はその時、とても辛い気持、煩悩そのもののような自分の揺れる心を持て余して
五山の送り火を無性に一人で見たかった。

大事にしてきたものを捨てようとして捨てられない
人に対する執着と妄執の混濁したこんがらがった自分のこころ
どの糸がどのように絡んで解けなくなっているのか、
心の奥底までたどって、ひたすら中へ入って行く。

送り火を待ち、一人一所にじっと立ったまま音楽を聴き
段々辺りが暗くなって行く2時間のあいだ
私は自分の魂の奥へ向って彷徨っていた。

立ったまま、足も疲れ、心も疲労を感じる頃
やっと送り火がはじまってざわめきが起こった。
もう周りはぎっしり人が立ったり座ったりして混雑していた。
大文字にだんだんに火が点灯していくさまを、音楽をかけたまま何も考えずにじっと見た。
聞こえるはずは無いが、薪の燃え盛りはじけるパチパチという音が
聞こえる気がした。

真っ暗な空に、すこしづつ大の字が浮かび上がり、徐々に激しく燃えていく。
この行き場の無い思いも、私の魂から抜け出して一緒に燃え尽くしてしまえばいいのに。
そう願いをのせて、炎を見送った。

大文字も妙法も燃えきって、炎もうつろに小さくなるさまを
横目で見つつ、山を下りた。

幻想の山を下りて下界を歩きながら、
妄執に燃える私の魂を炎もいっしょに送り火にのせて
空に放ったような気持になった。
薪が燃えたあとの炭が心に残ってしまったように
無常な寂しさが私を襲ったのだった。



嬉野のオーガニック紅茶

2007-08-16 05:21:44 | お茶
嬉野茶にはまって、嬉野茶のサイトからリピート買いをしていた。
嬉野の実家に帰省したので、家族が同級生から(お茶農家をやっている方がいた)
お茶を買ってきてくれた。

有機栽培、無農薬の
緑茶と紅茶。

緑茶は、時々オーガニックのお茶を買う機会があるので
先に紅茶を飲んでみた。

日本産、それも嬉野産の紅茶?
正直、紅茶なら海外産のほうが美味しいように思う。名産地スリランカとか、インドとか。
メーカーもヨーロッパでしょう。

おまけに肥料からオーガニックな製法の紅茶って?

でも、この何気ないパッケージ、ちょっといい感じ。
ポット普通に入れてみる。
いい香りだけれど、味が優しい。
ストレートでもつんつんしない味。
お湯を鉄瓶で湧かしてるので、軟水のせいもあるのかもしれないけれど
市販の紅茶より、穏やかな味。
紅茶はなんだか、とんがった味がちょっと苦手でいつもミルクティーにしていた。
これなら、ストレートでも大丈夫。
香りはいいので、薄い感じはしない。
なんだか体に良さそう。
夏は、会社では体が冷えるので(冷房で)この紅茶を入れて持って行こうかな。

リピート買いしそうな予感。
生産は、北野農園。サイトはちょっと調べたかぎりなさそうな感じ。

朝日を浴びる

2007-08-14 06:09:30 | 生活改善プロジェクト
職場を変わって2ヶ月が経ちました。

職場遠くなったので、家を7時半には出ます。
お弁当を持参しています。

必要に迫られて、早起き生活に。

本当は6時起床でも大丈夫なのですが、
のんびりするのが好きなので、5時に起きます。
なぜか自然と5時に目が覚めるようになったのもあるけれど。

ネット中毒状態のワタシは、朝のお水を飲んだら
まずパソコンの電源をON。
パソコンは、東向きの部屋の窓際にあるので
ネット中に朝日が昇ります。

毎朝、朝日を浴びる。
朝の空は、毎朝雲の様子が違って模様がきれいです。

朝日のシャワーを浴びると、体の機能がリセットされているのがわかるような気が。
朝日を浴びる事で、25時間仕様の体内時計の24時間の実時間とのずれをリセットするのだそうです。
とにかく朝は気分がいい。
朝気分がいいのは、精神状態のいい証拠。
悪くなってくると、朝がとたんにダメになるのです。

本当は、ネットを読んだり、ブログを書いたるするより
学校の課題でもやりたいところです。
・・・その気になるように、机の整理をしよう。。。

真夏の夜の夢、薪能

2007-08-08 06:10:54 | art
夕暮れ時、浅草寺に向った。
仲店商店街も人が引きはじめ、向こうからやってくる人ばかり。
時折吹く風が、麻の着物を透かしてゆき、心地よい。
初めて袖を通す、縮みも麻の着物に麻の帯は、こんなに気持いいのかと驚いた。
風が体をすり抜けて行く感覚。

浴衣の若い女性が、ちらほら浅草寺へ向っているのが見える。

境内は、まだ大勢の人でにぎわっていた。
案内の看板を持つ人、看板の→に従って本道の脇に行くと
長蛇の列!
え、こんなに人気なの?
驚きつつ、この人たちも今日の日を心待ちに
前売りチケットを買い、今日ここにやってきた人なのか。
日がまだ落ちないなか、列に並ぶ。暑い。
30分程並ぶと、場内に案内された。

本道を背に、大きな木の下に、舞台が設けられ
柱の代わりに笹が立っていてその前に大きな薪がある。
ああ、これが薪能の舞台か。
浴衣の若い女性が意外と多いが、ほとんどは年配の女性や、ご夫婦だった。
気になるのが、浴衣を着た年配の男性の姿。粋な旦那衆だろうか。

演目は
能「清経」
狂言「泣尼」
能「鵜飼」

最初に、新門鳶かしら衆の木遣りと火入れ式がある。
三番組のまといが振られて、祝いの木遣りを奉納する。
さすが、浅草の薪能らしい趣向が凝っている。

浴衣の女性達が退屈していないか、少し気になるが大きなお世話だろう。

能のヤマ場、清経の霊が今様を舞い入水の場面になると、なぜか
風が吹き、ごおーっという音とともに薪の炎が舞い上げる。
白い煙が上がり、パチパチと薪がはねる音が響く。
鼓と笛の掛け合い、地謡の声が激しく乱拍子を刻みだすのと、
相まって、これぞ薪能の幽玄なのか。と思った。
私は、鼓と笛の音が好き。
鼓のカーンという響きや笛の哀しげにかすれた音が微妙に揃わない拍子を刻む
そのずれが心地いい。いよーっという声に頭を引っ張られるような感覚をおぼえる。
能楽堂と違って、マイクで拾い拡声しているのが
最初気になって、実はなかなか入り込めなかった。

時々、暗くなる空に更に黒い陰何羽かかたまってが横切って行く。
鳥の陰が流れるのが、明るく照らされた幻想的な舞台の背景を引き立てるようだ。

狂言の早いテンポと会話を楽しんで

鵜飼の能になる。
殺生を禁じた川で鵜飼をしていたシテが、簀巻きになって川に沈められて殺されたことを
語る場面にすごみを感じる。
真っ暗に日が落ちて、更に舞台が明るくぼおーっと暗闇に浮かびあがり
後シテの鵜飼の怨霊が赤いかつらと金と黒の妖しげな装束で
激しく舞い怨念を謡う。
薪能の開放感とざわざわした物質感のなかで上演されるに相応しいように感じた。

静かに舞台から人が去り能が終わる。
本日の公演は終了のアナウンスがあり、一斉に人々が席を立つ。

初体験の薪能が終わった。

webの課題。隅田川のウェブサイトを作る

2007-08-05 17:45:38 | 京都造形大
今日は朝から、人形町のサテライトキャンパスで、
学習会なるものを開催しました。

なんていっても、ちゃんとした
講義でも、ミーティングでも、合評でもなく

ただ、自分の学習を各自やる。

名付けて「ストイック勉強会」(京都ではじまりました。その東京支部w)

今日の参加者は3人。
適度ですね、3~5人くらいが落ち着いて勉強できる状態です。

朝、当番で、真っ先教室で待機していなければならないのに
遅刻寸前!教室に駆け込んでから、スタバへ珈琲を買いに行きました。

今取りかかっている課題は、
[web2]○○川のウェブサイトを作る
です。
お江戸下町在住の私は、モチロン隅田川でしょう。

メインテーマに
小林信彦の小説「ムーンリバーの向こう側」
を据えました。この小説は、恋愛が縦糸、江戸~東京歴史の都市論が横糸で織りなされている
私には、とてもオモシロイものでした。
そこで象徴的な都市装置として、隅田川が扱われるのです。

深川出身の主人公の女の子にとって
隅田川はどうしても越えられない「ムーンリバー」
大川の向こう側には幸せがある。と信じていた。
大川によって隔てられた、川向こうは、いにしえの江戸の外側の闇の世界。
でも東京らしさが色濃く残る数少ない場所。
そんな都市論です。

浅草に住んでみて、感じます。
西側、山の手は、同じ東京でも別世界。
空気が違います。行くのがついおっくうになる。

そんなテーマでサイトを制作しようと
今日一日、本を読みながら構想を練ったのでした。
隅田川を、都市論で斬る。か
小説で紐解くの隅田川。か
どうしようかしら?
こういうテーマでOKか?学校に質問したら
問題無し、面白いテーマだからがんばれ。
とN山先生とN西先生に励ましていただきました。

ガンガン課題をこなさないと、進級できない危機感を、集まったみんなで再確認して
充実した一日は終わったのでした。

それにしても暑かった。8月ですものね。
浅草の国際通りの街路樹の
サルスベリの赤い花が、真夏の日差しを浴びて、満開でした。