ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

焙煎茎茶オーレ だそうです

2009-02-26 15:10:37 | お茶
近所に、「ほうじ茶ラテ」を出すお店を発見しました。

以前自宅での「黒糖ほうじ茶ラテ」について、そう言う飲み物を出すところがあるの?とご質問を受けたことを思い出して。

古くからこの下町でやっているお米屋さんが、出しているカフェ(らしい)
無農薬玄米のごはんが売りの、自然派カフェというか定食屋さんというか、そこは微妙雰囲気ですね。

時鮭のみぞれ煮のランチを食べました。
鮭が少ししょっぱいかなあ、骨が多いなあ、その辺が素人っぽいなあ、とも思いましたが、ごはんは雑穀米と黒米と玄米を食べられて、おいしかったし、小鉢もおいしかった。
健康的なごはんが食べられていいですね。メタボが気になる中高年むき(笑)

実は以前にも何回か来たことがあります。
その時はカルロスさんの珈琲を飲んだかなあ。カルロスさんの珈琲は時々みかける、フェアトレードを唄った珈琲です。

そこでほうじ茶ラテを発見。メニューには「焙煎茎茶オーレ」と書いてありましたが、
まあ中身は同じものです。
甘みに黒蜜が付いてきたし。お菓子代わりに小さな黒糖が添えられてきたし。
濃いめのほうじ茶の苦みのきいた味でした。
珈琲は飲みたくないなあ、寒いなあ、温まりたいなあというときにはおすすめの飲み物だけど
これで550円かあ・・・、原価が分るだけに、喫茶店って儲かるのかなあ、
なーんて思ったり。
まあ550円出しても納得して注文しているのだから、文句無いですが。

ちなみにウチの自宅のほうじ茶は京都の柳桜園茶舗の「かりがねほうじ茶 金」です。ここのお茶はオイシイです。
以前は日本橋高島屋に売っていたのですが、今は無くなってしまった様子。こんど買う時は京都へ電話かなあ。京都まで買いに行っちゃおうかなあ。(失業者にあるまじき贅沢な)


第二回宴 のあと

2009-02-23 10:15:27 | 今日の料理
おうち食堂 第二回 OPENしました。

お客様は前回と同じ長年の友人。

今回は彼女も得意料理一品と簡単デザートとスペインワインを持参して来てくれました。

メニューは
・サツマイモのヨーグルトサラダ
・茄子のトマトソーススパゲティ(ソースはお客様が持参)
・豚肉のソテー 粒マスタードソース 菜の花炒め添え
・北海道のカマンベールチーズ(私の北海道土産)ハードパン&黒パン
・苺のグラタン(お客様持参デザート 苺にサワークリームとハチミツをかけてトースターで10分焼く)
・ワイン ビール ミルクティー お茶

簡単メニューですが、寛げるし、自宅だから他の人の話声も気にならなくて
話も弾みます。

彼女が手伝っている、ベルギーの機能性チョコレートの日本進出についても
困難さや問題点など議論白熱しました。
私も彼女も議論好き、彼女も論客なのでけっこう疲れるけど、楽しいかも。

ベルギーの機能性チョコレートは、ベルギーから一人で乗り込んできた若者が、
四苦八苦して彼女の助言を求めているそうです。
日本市場の閉鎖性や日本人のこだわり強さや微妙なことを重要視にする文化を
ベルギー人が理解できていないから、大変だね~という話。

NEWTREEというブランドの板チョコです。
製品のチョコレートはオイシイです。アプリコットとかジンジャーとかシナモンとかラベンダーいろいろなフレーバーがあり、その効用と機能(食物繊維とかいろいろ)が添加されています。

紀伊国屋とANAの機内販売に入っているそうです。

ワイン一本開けました。

11時頃閉店しましたが、その後疲れてつい寝入ってしまい、気がついたら朝。

私がこうして友人と長時間同じ時間を過ごせるようになったのも、エネルギーが少しずつ増してきたのでしょう。人と話すと、些細なことで傷ついたりとても疲労したりするけれど、やはり人間一人では生きられないのですね。仙人にならない限り。そんなことを実感した夜でした。


思うように行かない・・・難航中

2009-02-22 20:15:38 | WORKS
木版画展覧会のための作品制作も、佳境に入ってきています。

と、いっても、まだあと3版は彫らなくてはならないことが、判明しました。
今回は、最初から構想や版分け(下絵を、何版で摺るか、何色を使うか、とか)
を計画的に構築せずに、作業を進行しながら、いろいろ考えながら進めています。
なので、4版彫って摺ってみてから、あと3版必要だということを決める訳です。
あまり伝統的浮世絵のやり方とは相容れませんが、浮世絵を作っている訳ではないし、自由に気の向くまま作ったらどうなるかな?と考えて、そんな行き当たりばったりな制作方法をとっています。

頭の中に、出来上がりのイメージはあるのですが、それを木版画という具象物に落とし込んでみると、いろいろ思ったようには行かないことばかりで、
現実に目の前に刷り上がってくる試作品は、頭の中のものとは程遠いもので、悔しいやら、なんとも歯がゆい思いです。

大学のデザインの課題を作成している時も、同じことを何度も何度も経験しました。
イメージを具体化するのは大変なことなのです。
構想力も技術も気力も体力もフル回転しなければできません。そして自分の中のイメージは、追っても追っても逃げて行くようなものです。
高いお金と時間をかけて大学で学んだ最大のことは、そう言うことだったのかも知れません。
そしてまた、木版画をはじめて、同じ思いを痛感しています。

でも、仕事と同じく、これにも時間的制限があるので、どこかで妥協せざる得ないのでしょう。
ただ、まだまだそこまでのレベルではなく、もう一山二山越えなければならないようです。

これは、ほんとうにいいリハビリです。毎日作品をどうしようか、と考えていることは、私にとって楽しいことなのでしょう。夜寝るときに翌朝が楽しみな気持ちになったりします。

ただ・・・筋肉痛と腰痛が。こちらは、かなーり症状が重くなってきました。

珈琲のロマネコンティ

2009-02-20 00:07:37 | お茶
札幌へ帰省したときに、必ず立ち寄るお店~カフェ・ランバン~

すすきのの外れに、蔦の絡まった古びたいい感じの一軒家の珈琲店
私は札幌一の珈琲店だと思います。
そう思っている珈琲好きも多い様子。

私が高校生時代からの秘密の隠れ家だったのですが、今や、両親が足しげく通っています。

若い時は、デートの待ち合わせによく使っていました。その時の彼も、珈琲好きでした。
なにせ、エチオピアでボランティアをしていたのですから。
私も高校生の頃、学校をサボって制服のままこの珈琲店のカウンターでヒマをつぶしていました。
なんて嫌みな女子高生でしょう。ちょっとしたニヒリズムのつもりだったのかも、
でもおかげですっかり今は珈琲中毒です。

今回マスターに特別にごちそうになりました。高級珈琲。
フルーティな芳香にビックリ。
おいしいカカオと同じですね。

HPから抜粋
”パナマ・エスメラルダ農園のゲイシャ種”

世界最高のコーヒーの1つ、
田口護さんはコーヒーのロマネコンティとよんでいらしゃいます。
そのたぐいまれな香り、
レモンジュースのような香り、
一度経験すると忘れられないコーヒーになってしまいます。


うーん、おいしかった。

この珈琲店とここの珈琲は、私にとってとても寛げる数少ないところなのです。
大切にしたいものです。


雪景色はやはりきれい

2009-02-19 16:12:23 | 生活改善プロジェクト
真冬の札幌へ行きました。
実家に帰省しました。

真冬の札幌は、ほんとうに久しぶりで、雪が積もっていて一面真っ白な世界が
とても好きだったことを思い出しました。
札幌で一番好きなことは、雪が降った朝のワクワクした気持ちでした。
今回の帰省でも、朝起きてみたら、雪が深々と降っていて、真っ白な景色を見ることが出来ました。
きっとこの雪で真っ白な風景が私の原風景なのでしょう。そういえば、私は12月生まれでした。私が生まれた日も、雪がしんしんと降っていたのでしょう。


実家の両親は元気ですが、後期高齢者に突入していて、やることなすこと危なっかしくなってきています。
パソコンが壊れたまま、放ってあったので、家電量販店へ一緒に行って新しいパソコンを購入させ(お金は父が出す)、帰宅して初期設定をしてあげました。
インターネットの光への変更手続きもしてあげました。
これで、実家へ帰ってもネットが使えない不便から解消されます(自分のためか?笑)

実家で母が用意した夕食は、なんとセブンイレブンで買ったおでんと、炊き込みごはんでした。実家でセブンイレブンのおでんを食べるはめになるとは・・・。
母は料理が嫌いなので、分るけど・・・それはないんじゃない?と思ってしまいましたが、日頃私も料理する気力がないとかほざいているから、この母にしてこの子あり、でしょうか。
母よりは料理上手でいたい、と思いました。

まあ、とにかくこのまま、平穏に老いていってくれればいいなあ、と実感しました。

仕事ってなんだったの?

2009-02-13 23:40:25 | 生活改善プロジェクト
朝9時前、家の近所を歩いていると、以前勤めていた会社の上司が歩いている姿が目に入った。
なにせ、その会社は私の家から5分とかからない所にある、ご近所だ。
その元上司は、定年前なのに頭は白髪、枯れ枝のように痩せて(昔からそうではあったけど)
見るからにくたびれはてた姿で歩いていた。
彼の社内での益々の不遇ぶりが、手に取るように想像できた。以前からそうだったから。

その時、その会社に勤めていた日々が走馬灯のようにフラッシュバックしてきた。

私は、その会社に中途入社した。
そこは、お菓子や食品のパッケージを企画、製作、営業する、
社員20名もいない下町の零細企業だった。
私はそこで、入社後半年も放置プレイ状態で放ったらかされたあげく、最も忙しい部署に叩き込まれた。
その業務は、かの元上司が長年一人で担当していた。

営業が取ってきた仕事を外注の印刷、加工の会社に発注手配し、工程管理をする仕事だった。
発注から納品、品質管理まで責任がある。
スパンは2週間程度、毎日の発注は20点以上、工程外注先は3~5社、クライアントは50社以上、それを一元管理する。
納期の短縮依頼は頻繁に発生し、物理的に無理な納期を社内の営業からも、顧客からもガンガン要求される。
一方、外注先の工場からの納期遅れは日常茶飯事だ。信じられないような不良クレームにも右往左往。
気が狂いそうな世界だった。

元上司は、それを一人でこなしていたのは凄いが、もっと凄いことは、
そんな状態を、手書きの発注書と記憶で全て処理していたことだった。
記憶力が著しく悪い欠陥を持つ私には、信じがたいことだったし、
自分には不可能だと思った。また、このままでは絶対ダメだと思った。

私は、上司と闘い、外注工場と闘い、社内の営業と闘いながら、
全ての管理をPC管理に移行し、社内で情報の共有をすべきだと思った。

今思えば、その頃の私は鬱の状態も良好で、やる気満々しかも生意気盛りだった。

上司、社内の営業、外注先の部長だろうが社長だろうが、しょっちゅう怒鳴りつけていた。
そうしないと、ナメられる、特に私は女だからなおさらナメられた。印刷業会は男社会だ。
なので、仕事を覚えて自信を持ってからは、喧嘩ばかりしていた。

そんななか一度、精神不安に陥って、会社を休職した。

業務の煩雑さ、ストレス、過労で、鬱の状態が出てきたのが分った。
怠い、朝起きられない、何もしたくない、仕事をする意欲がわかない、これは・・・来たな、と思った。
経営者に告白して最繁忙期に二週間休ませてもらった。
ストレスで精神が衰弱したら、無理をして自分にむち打つと最悪だ。
医者にかかって投薬治療は早い方が、改善しやすい。
経験的に分っていた。

基本的に私はワーカホリックの素質がある。
また、経営者自身も精神不安の経験があり、理解があったのが幸いだった。

その後復帰したが、5年半勤めたうちに10回程度は、精神不安定状態に見舞われた。
今思うと、日々ストレスと、クレームや納期や価格の圧力との闘いの仕事だったが、
私が会社の最も重要な仕事を一人で背負っているという思い上がりがあった。
そうそう、かの上司は、手書きと記憶で仕事をすることを一向に止めようとしなかったので、
印籠を渡して退いていただいた。他の部署に移った彼は、きっと私を殺したいくらいに思ったかも?

私は自分で信じる業務方針を貫こうとしたが、結局何一つ完成形を見ないうちに、その会社を去った。

でも、そこで得た財産がある。
業務は周囲を巻き込んでこそ、成立するもので、一人で戦っても勝ち目は無い、ということがよくわかったことだ。
一人で主張ばかりしていても、受け入れられない。
一人で我慢ばかりして抱え込んでも、却って周囲から理解されないだけだ。
どちらでも結局仕事は成立しない。

仕事で困難を乗り越えたときは、必ず、情報を全部公開して、
自分の考えを率直に述べて周囲の意見を聞いたときだった。
闘いには敵も見方も必要だ。
喧嘩も譲歩もコミュニケーションの重要な手段だ。
そして一番必要だったのは、その先にある信頼関係だった。

いま、すっかり鬱が悪化して働けない状態なのは、
その後転職した会社でそんなコミュニケーションを同僚と取らなかった
(言い訳として、取れなかったと言わせてもらいたいけど)からだ。

ただ黙って自分の存在を消そうとしたり、一人で孤立して唯我独尊の道をいこうとしたからだと思う。
必要以上に声高に自分の存在を叫ぶのは愚の骨頂だが、仕事は周りを巻き込んで一つのうねりにしないとだめだ。
自分一人の力などたかが知れている。人を巻き込めるかどうかがビジネススキルだろう。
今更ながらそう思う。

さて、この思いが次ぎに生かせる日は来るのだろうか?


黒糖ほうじ茶ラテ

2009-02-12 16:57:56 | WORKS
根詰めています。根詰めるのは、私の性格です。
摺りの作業中だったりまします。
ギリギリまでぐずぐずしているくせに、直前猛ダッシュをかけます。
いつもそうです。昨年末の和紙研講演会の準備も、ほぼそんな状態でした。
完成するのは、大抵前日です。しかし、今回はそうはいきません。額装しなければならないので、その時間も見なきゃ。。。
家に籠って、集中しています。
おかげで、あちこち筋肉痛だし、腰は痛くなるし、体がギシギシです。そういえば
摺りの師匠は、定期的に週一回整体に通っていたなあ。気持ち分ります。

今日も籠って版分け作業をしていました。
頭が疲れたので、黒糖ほうじ茶ラテで、休憩します。
このカップは、近所の小洒落たアンティークの店合羽橋soiで買いました。
厨房用品専門店街の合羽橋商店街が近所なのです。
このカップ達はアンティークではなく、作家ものでした。作家名は忘れましたが
すごく使い勝手がいいのです。意匠も気にいっています。用の美を感じます。
用の美といえば、アートアンドクラフツ、民芸はあまり好みではないけれど、そういう意匠は好きです。
黒糖ほうじ茶ラテは、優しい飲み物、という感じが好きです。
厨房用品の専門店ばかりある、変なところ(有名らしい)にあります。

彫れども彫れども

2009-02-09 18:10:10 | WORKS
木版画の同好会のグループ展が3月8日から、日本橋の画廊で開かれます。
私は、初参加です。
おまけに、柾一版程度の大きさの版画を、自分で彫って摺って作品にするのは
初体験です。
大学で現代アートと情報デザインの授業を受けてきたせいか、コンセプト重視
独自性の追求に走ってきたので、具象の絵を版画で表現することには少し抵抗がありました。
しかし、木版画らしさを表現するには、そして今私が表現したいものはなんだろう。と考えたら、
なぜか具象に、そして人の姿になりました。

でも、テーマは、香りと光です。

せっせと版木を彫っているのですが、彫刻刀の切れが鈍く、
はかどらないし、肩に力は入るし、大変です。
私が使っている彫刻刀は、プロ仕様ではなく初心者用と思われます。
それでも、木版画を仕事にしていたときに、はじめて与えられた彫刻刀なので、
当分これを使おうと思います。研げば切れるようになるんだろうなあ。

そこら中、木の切りくずだらけになっています。
最初は、ものすごく面倒で、嫌だった彫りの作業も、
だんだん集中してできるようになって、楽しくなってきました。
細かいところに集中して、刃物を使うのは、案外心にいいことなのかも知れません。

彫っていると、木の香りがするのです。森林浴効果?精神安定効果です。


春色おやつは冷たくして

2009-02-06 14:49:40 | 今日の料理
苺、まだ高いですね。

一月に一時安かったのは、やはりクリスマスの残りものだったのでしょうか。
でも、店頭で赤いイチゴを見かけると、どうしても手が出ます。
ビタミンCが欠乏しているのかな。

苺のシャーベットをキューブで作ってみました。
苺とヨーグルトと牛乳、コンデンスミルクをミキサーにかけて、
製氷皿で冷凍しました。甘さほんのり、苺の種のつぶつぶがオイシイ。

おやつを作っていると、癒されます。甘いものが好きだからでしょうか。