舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

最後の大学図書室

2006-03-07 02:15:51 | Memoirs of 東京女子大
今日大学に行ったさい、お世話になった図書館にお別れを告げてきました。

図書館は私にとってお気に入りの場所でした。
特に愛用していたのが、2回の吹き抜けと地階です。

吹き抜けは、イラストのようなガラス張りの休憩スペース。
ランプのついた低い机とソファが間隔をあけて並んでいます。
ソファの数が少なく、すぐ満員になってしまうため、みなさんが食事に行っている昼休みの間に利用しました。

私はそうとうゆったりした時間割の組み方をしておりましたので、ところどころに空き時間がありました。
そんなとき(特に授業が一限からあったりして寝不足のとき)必ずここを訪れました。そして、
正体をなくして眠りこけました
あたりには人が少なく、たまにいても私と同じようにソファにいる人はだいたい眠っています。
しかも降り注ぐ陽射し、静かでほどよくあたたかい空気、お昼寝にはもってこいなのです。
もちろん、こんなときは相棒(ライラの冒険シリーズをご存じの方は「ダイモン」とご理解下さい)かえるちゃんも私のおなかの上でまったりします。


一方、もう一つのお気に入りスポットである地階は逆にガリ勉スペースとなっておりました。
ここは新聞の縮刷版や古い雑誌など、あまり利用されない蔵書がおいてあるのですが、大きくて使いやすい勉強机が並んでいるのです。

私は時間割がゆったりしているかわり、なぜか予習復習がイヤンというほど多い科目の割合が異様に高く、そういうものはここで辞書や資料を積み上げて片付けました。

特に多かったのが1年の時に取ったスペイン語初級選択でした。
「選択」つまり必修ではないのですが、「初級」というのは嘘っぱちといわざるをえません。
なんたって担当のベネーロス先生、毎回毎回A4またはA3の紙をスペイン語の作文で埋めてこいという宿題をお出しになるのです...

もちろんスペイン語をやりたい一心で取った科目でしたし、作文のテーマが毎回面白かったので、宿題自体は楽しくやれました。
それに、語学を習得するにあたり、自分で必死こいて辞書と首っ引きで書いた文章を添削されるというのはものすごく良い方法だと思います。
在学中に全部で5つスペイン語の授業をとりましたがすべてS評価だったのは、この授業のおかげではないかという気がします。

しかし、いかんせん量が多い
当時は1年で必修科目が多く、時間がない中で大きな紙を慣れないスペイン語で埋めるというのは至難の業でした。
たいていこの図書館の地階で埋めきりましたが、それでも終わらないときは実家まで辞書持って帰ってやったものでした。


当時は時間のなさから大変なような気がしていましたが、今振り返ると、宿題をするのも楽しかったです。何しろたいがいの授業は趣味の延長でしたので。
「勉強よく頑張ったねえ」と褒めて下さる方もいますが、私としては4年間ただ好きなことをやらせてもらっていたという印象なので、褒めていただいたりすると嬉しい反面却って恐縮しちゃいます。

大学はわりかし楽しいことばかりだったので、いつになく卒業が寂しいのでした

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