舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

学会発表終了!!!

2006-03-12 23:42:50 | 徒然話
ぷはぁ~~~、終わった

法政大学での「太平洋学会」卒論発表、なんとか無事終了致しました


昨日現場からちらっと書いたのですが、会場となったのは法政大学市ヶ谷キャンパスにある未来的超高層ビル
ほとんどの校舎は2~3階建て、唯一高い建物でも6階どまりの我が東京女子大に対し、このビルはといえば26階建て
もうほとんど摩天楼じゃないですか。
しかも、あまりに高いもんでエレベーターが「低層階用」と「高層階用」に分かれており、一度ウッカリ2階に行ってしまったら、一旦1階に降りてからでないと会場のある13階に行けませんでした。
エレベーター上部には何階に停まるかとか上下どっちに向かってるかなどを示す電光掲示板まであり、未来っぽさを否応なく高めています。


さて、いよいよ時間になってばくばくしながら13階の会場「地理学実験室」へ参上。
これまた理科室を未来っぽくしたような教室で、天井にプロジェクターが埋め込まれてるのはもちろん、壇上のスイッチでビデオの再生停止までオッケーというハイテクさです。
マイMacを接続し、ビデオをセットして準備しているうちに、学会の方々が続々いらっしゃいました。
最初から外交官として40年間世界を飛び回った方などからご挨拶されてしまい、なんかもういっそうばくばくしているうちに、あっという間に発表の時間が来てしまいました。


ということで発表スタート。聞いている方々は全員男性で、「フラの話なんて退屈しないだろうか...」と心配しながら喋りました。
しかし、どなたもご専門がいろいろなのですが、皆さんご自分の立場に照らし合わせて、興味深く聞いて下さったようでホッとしました。

たとえば会長さんは宣教師がフラを禁じたというくだりについてご意見を下さいましたし、日本とブラジルを結ぶ大型船の船長を務めていらした方(この方は船舶協会の名誉会長さんだそうです)は、ご自身のホノルル寄港時のエピソードを話して下さいました。
そうそう、東京女子大のO先生が事前に私が総代になったことをばらし...いえ、話しておいて下さったので、法政大を昭和30年に卒業したという方が、ご自身の総代にまつわるお話を聞かせて下さいました。

タヒチがご専門の方もお越し下さって、タヒチ語とハワイ語の違いや、タヒチで伝統舞踊がどうやって復興したかなど、ものすごく勉強になることを教えていただきました。

何より嬉しかったのは、その方が私について「研究者であると同時にパフォーマーであるのが良い」とおっしゃって下さったことです。
たとえば、その方と一緒にタヒチに関する活動をしている方々は全員博士だそうなのですが、ご自分で踊りや音楽の出来る方はどなたもいらっしゃらないのだとか。
その一方で、音楽をやっている方々を見ると、皆さんその言語(タヒチ語ないしハワイ語)についての知識はなく、「歌詞わかんなくなったらテキトーに作っちゃえ」的な状態なのだそうです。
(お話し下さったご本人はタヒチ語で会話が出来るうえに、演奏経験も豊富な方ですが)

これは私自身も常々感じていたことなので、このお話を聞いて、「よっしゃ!これからも研究するぞ!!!」というパワーをいただきました


発表が終わると法政大学から和食屋さんに移動してお昼をいただき、その後二次会のドトール、三次会のルノアールと各地に繰り出しつつ、皆さんに色々なお話を聞かせていただきました。


皆さんの多岐にわたる深い造詣に脱帽しつつ、私も学者兼ダンサーを目指してがんばろうと決意を新たにした一日でした

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