舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

lanarana的メリーモナーク2006の楽しみ方

2006-03-22 23:58:54 | Hawai'i
いよいよ1か月後に迫りました、The Merrie Monarch Festival 2006
メリーモナーク(私たちは「メリモ」と言ってますが)は、ハワイ中&アメリカ本土から選りすぐりのハラウ(フラの教室ですね)が一堂に会するコンペティションです。
まあ、フラ界のFIFAワールドカップと思っていただいて差し支えありません(一種目なのでオリンピックではない;時節柄「WBC」と申し上げたいところですが、日本が初代王者に輝いたばかりのこの大会に対し、メリモはなんとマミちゃんがハワイに住んでいた1970年代からあります)。
ふつう私たちが会場のハワイ島はヒロまで足を伸ばす機会はそうそうありませんが、現在はインターネットでリアルタイム観戦できる上、かなりすぐにDVDをゲットすることができるようになりましたよね。
ということで、母マミちゃん&私個人的なメリーモナークの楽しみ方をちょっとばかしご紹介いたします


本日はそれに先立って前口上をば。

まず、ここで申し上げることは単に私たちの個人的な価値観に過ぎず、何が正しいとか間違ってるとかいうことはありません。

ということを明記した上で私たちの立場をブチ上げます。
曰く、メリーモナークはエンターテインメントであると。

フラは本来、宗教的な意義を持って生まれたものですが、殊ここにおけるフラの第一の目的はあくまでも観客をエンターテインすることであり、したがってここで最も優れたフラとは、人々を最も魅了したフラであるといえます。

観客を熱狂させることができるならどんな演技をしてもよいのだ!!といいたいところですが、そうなっちゃうと(手を使ったサッカーがもはやサッカーではないように)フラではなくなってしまいますので、ある程度のルールは必要になってきます。
そこで、サッカーのW杯における「手を使っちゃダメ」のような根本的なルールに当たるのが、「踊り手が意味を理解して演じていること」だと、私などは解釈しています。

つまり、ダンサーは自分が演じていることがなにを表しているかをしっかり理解していなければなりません。ということはそのためのハワイ語の知識や、関連する歴史とか植物に関するリサーチなどもしておくべきです。
しかし、これらが守られている上でなら、その表現法はものすごく自由であってしかるべきだと思います。
(ホントに意味を理解しているなら、そうハズしたことはしないでしょうし...)


ということで、私たちがメリモ観戦にあたって第一に見るのは「エンターテインメントとしての完成度」なのです。

さらにいうなら、マミちゃんは衣装(のシルエット)を最重視します。
というか、衣装がダサいとハナから見ようとしません(笑)。
もちろん、逆にステキな衣装だとなめるように見た挙げ句、何らかの形でウチの衣装に反映されます。
だいたい彼女のデザインのシルエットにインスピレーションが与えられるようですが、私あたりには、どこがどう活かされたのかちょっとやそっとじゃ分かりません。

でもって私はハワイ語と振りの一致に芸術性を見出します。言葉と動きがほとんどひとつひとつ一致しているハラウ(例を挙げるならクム、ナニ・リム・ヤップのナー・レイ・オ・カホロクーです)をみるとほとんど感動してしまいます


そんな一見正反対の我々なのに、贔屓のハラウは異様に似かよるんだから不思議です。
おそらく優秀なハラウは(つまり優秀な指導者は)、攻めも守りも天才のイチローじゃないですが、あらゆる点が優れているのでしょうね

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