舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

衣装といえば

2006-05-01 02:12:52 | ダンス話&スタジオM
今年のミス・アロハ・フラの衣装、うちの新作イエロードレスと全く同じ形でした。

色が白なので印象は違いますが、よく見れば襟の形といい、ウェストの切り替えといい、そして裾のフリルといいソックリ
例の取材メモから、ミスになった方のカヒコとアウアナのイラストを載せてみました。


今年のミスはかなりレベルの高い大会でした。
ミスといえば、一定年齢の女性のみが出場できるソロ部門。
実はちょうどこの年齢にダンサーとして望ましいレベルになることは非常に難しい。いくら将来名手になる才能を秘めた人でも、ミスに出場できるわずかな期間にピークを迎えるためには運も関わってきます。
したがって正直なところ、ミスは当たり年と外れ年の差が大きいのです。

私のイチオシは迫力あるチャントとグレイスフルな踊りが光ったマウイ島のマカラニさんでしたが、彼女は結局ミスの次点(これが「一位」となります)につけ、栄えある2006年大会のミスに輝いたのは、ナニ・リム・ヤップさん(わからない方は去年のプログラム参照)のハラウのバーニスさんでした。

大会後、彼女の踊りを間近で見る機会に恵まれたのですが、なるほどやはりミスに相応しい素晴らしい踊りでした。
動きの繊細なこと、姿勢の良いことは言うまでもなく抜きん出ていらっしゃいます(私の統計によれば、21世紀になってから生まれた5人のミスのうち4人はこの点において非常に優れていたので、これはミスの必須条件といえましょう)。
そして、無駄な力は全然入っていないにも関わらず迫力ある踊り方と豊かな表現力!!これが彼女の踊りに説得力を持たせ、また魅力的にしているのですね。

さらに、バーニスさんは大変美しい女性です。
美しいとはいえ、世間一般の「ミス云々」のようにスリムなわけでも、八頭身のモデル体型なわけでもありません。
彼女の魅力が最も引き出されるのは、彼女が踊っているときなのです。
このあたり、「優れたダンスの衣装」と「優れたダンサー」は共通しているようですね。

優秀な方々が大勢出場した大会でしたが、最終的には最も納得できる結果となった今年のミス・アロハ・フラでした。
バーニスさん、そしてクムのナニさん、心よりおめでとう申し上げます

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