舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

2006メリーモナーク(アーティスト編)

2006-05-04 23:53:24 | Hawai'i
本日は私たちが見てきた件のフラ大会の音楽面についてお話ししようと思います。
いろんなアーティスト名が乱れ飛び、私の拙い説明ではどんな人だか分からないという事態が起こりえますので、そういう時は私を捕まえて容赦なくツッコミを入れて下さい。


今回何と言っても活躍が目立ったのはロパカさんでした。
ロパカさんとはカムエラが2年前に踊った(そして全く時を同じくしてうちのスタジオでもやった)「Nani Ahiahi」を歌った才能あふれる若手アーティストです。また、大変由緒正しい一族「カナカオレ・ファミリー」の一員でもあります。
そのロパカさん、今回マジ出ずっぱりでした。
いや、私はこの方が大好きだから、生でたくさん聴けていいんですけどね。
それにしたって一曲おき(へたすりゃ二曲連続で)ご出演というのは凄まじ過ぎでしょう。
最初は「おお、ロパカさんいっぱい!!」と喜んでいた私ですが、こうも立て続けだと何回目の出演だか分からなくなり、最初はいちいち例の取材メモに「ロパカさん」とコーフンして書き綴っていたのですがそれもやめてしまいました(笑)。
しかし、いくら聴いてもやはりロパカさんの声は良かったです。
「老成している」と言うのでしょうか、良い意味で若さを感じさせない、円熟した歌声です。
実は私もロパカさんの歌のような老成した踊りを目指しているのです。
ちなみに、カムエラの時にロパカさんと共演したカイナニさん(「Ka Hinano O Puna」でおなじみですね)も、相変らず程よく力の抜けた素敵な歌い方で魅了してくれました。

ロパカさんに次いでたくさん出ていたのはナー・パラパライの皆さんでした。
パラパライはうちで使ったことがないので、ご存じない方も多いと思いますが、わりかしトラディショナルなファルセット唱法の実力派トリオです。
メンバーは女性一人と男性二人に見えますが、本当は全員男性です
いちど出だしで若干ハーモニーが外れていたことを除けば、さすが力のあるアーティストと思わせるすばらしい歌声でした。

何度も登場した彼等とは逆に、たった一度の出演が鮮烈だった方もいました。
彼の名はチャールズ・カウプさん
彼はハパとの競演などでも知られているチャンター(打楽器を演奏しながら詠唱する人)ですが、今回はアウアナで登場。
マカハ・サンズ(彼等もたくさん活躍してました)と一緒にバンドのブースに立ったのですが、前半全く歌う気配なし。
いったいどこで登場するの!?と思っていたら、なんと最後の最後、曲が最高潮に盛り上がったところでカウプさんの大地を揺るがすようなチャントが広い会場中にこだましたのです!!
CDで聴いてすらものすごい迫力のあるチャンターですから、この時の迫力たるや半端じゃありませんでした。

ここまできてアレッ???と思う方もいるかもしれません。
今回ケアリイ・レイシェルが一度も出なかったのです。
何故かは知りません。去年カムエラのアウアナでカノホナを歌ったのが印象深いので、どこからもお呼びがかからなかった...とは考えづらいのですが...。
それとも他の仕事で忙しかったのかしらん。

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