舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

マーク様!!!

2006-05-07 23:12:59 | Hawai'i
生まれてこのかたフラを踊り続けているにも関わらず、今まで一度もメリーモナークに行ったことがなかったのは、ひとえに私がまじめな学生だったからです。
って、まったく勉強しないのを歴代の担任に嘆かれ続けた学生が何を言っとるかという感じですが、足を骨折しても家族におぶわれて学校に行き皆勤賞をもらった強者を祖父に持つ私は、とりあえず行くだけは行っていたのです。
そんな私が四月の学年初めにごっそりズル休みするわけにはいかなかったのですね。

というわけで、今回初めてメリモに行った動機は「今年大学を無事に卒業したのでようやく行けることになったから」というのが大きいですが、それ以外にもう一つ、非常に大きな動機となったことがありました。

そうです。クムフラ、マーク・ケアリイ・ホオマル様の御出場です。


前振りが異常に長くなってしまいました。
私がいかにマーク様を愛しているかは、出発前の書き込みでお読み下さった方もいらっしゃるかと思いますが、念のためもう一度申し上げますと(※しつこい)、ハワイを舞台にしたディズニー映画『Lilo & Stitch』のオープニングテーマでソウルフルな歌声を披露していた方です。
よりソウルフルな(=より本領を発揮なさっている)作品は、画像のCD "Call It What You Like..."などで堪能することができます。
なお、前作の"Po 'okela Chants"では、リロの歌の元ネタとなった曲が聴けます。(※宣伝もしつこい

ところで、メリモのパンフレットには全出場ハラウの写真が載っているのですが、マーク様率いる「アカデミー・オブ・ハワイアンアーツ」の男性は全員MIBみたいなサングラスをかけてました。
他のみなさんはだいたいフラの衣装や生のレイをかけているのに、です。
このあたり、私がマーク様を愛してやまない所以ですね。


それでは、例の取材ノートに記したマーク様初登場の顛末をご紹介しましょう。

いよいよマーク様のアカデミー・オブ・ハワイアンアーツ(ああ、うちもスタジオMダンスアカデミーでよかった)です
まずチャンターのスペースにイスが置かれ(※マーク様はいつも椅子に座ってイプを叩きます)、そこにマーク様のお姿が見えたとたん割れんばかりの拍手と完成(※特に私
...ってちょい待ち、マーク様ったら、なんて格好なさってるんですか。
いつものサングラスにラッパーさん的な装いは流石に封印され、今日ばかりはハワイアンな格好...のはずなんですが、うらやましいほど細く長いおみ足を惜し気もなく露出(垂涎)され、どうみてもむしろヒョウ柄的な色彩のマント(※なんかどうもキヘイって感じではない)をお召しになり、首が埋もれるほどのレイをお着けになり、いつものサングラスのかわりにレイポオ(レイの冠)を深くお被りになっています。

マーク様のお召し物に度肝を抜かれた次の瞬間、カーネ(男性)ダンサーの装いにも驚かされました。
蓑を肩に掛け、下は白のマロ(というよりフンドシ)、そしてパドル(カヌーの櫂)を持っています。

会場に響き渡るマーク様のお声。えらい重低音のイプヘケが刻むビート。
おお、これぞまさしくソウルフル!!!!

マーク様の生チャントを聴いた瞬間、震えが止まらなくなり、心臓は高鳴り、涙さえ出そうになりながら見守っていると、そこで繰り広げられる演技がこれまたなかなかすてき。
人の心を攫んで離さないパワーのあるダンス、息つく暇もない鮮やかなフォーメーション。
あまりの凄さに圧倒されているうちに過ぎ去った夢のような数分間でした。


...ということで、「起こったことを箇条書き」がモットーの取材ノートにこれだけ書いたことからも、私のコーフンぶりがお分かり頂けるでしょう。
ちなみに肝心の出場者順のイラスト欄には、莫迦でかい字で「マーク様」と書き殴ってあるだけで、絵を描く余裕一切なし(笑)。

なお、アウアナでもマーク様が演奏されました。
いいハワイアン音楽には必ず「遊び」があるものですが、マーク様のそれはどうしたってたまらなくソウルフル
チャント同様、アウアナを歌わせてもextraordinary & outstandingなのがマーク様なのでした。

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