今朝がた、ふとしたことで小中学高校の卒業アルバムを開いてみました。
そしたらワタクシ、久々に見た己のスッピン写真にほとんど卒倒
ぎゃぎゃぎゃぎゃ。在学中なんだから仕方がないとはいえ、こんな顔を人前にさらしていたとは...。
問題の写真群は、あまりにもおぞましくてとてもここではご紹介出来ません(笑)。
そこで代わりに使用後...つまり、化粧武装したあとの画像を掲載して、お茶を濁しておきましょう。
って、ちっとも濁せてないよ。こんな当り前の顔見せられたって面白かないですね。
まさか、10年後にこんな「濃い顔にピンときたら」な顔になっているとは、当時おぞましいスッピンを晒していた自分には想像もできませんでした。
だって、その頃の私ときたら「一生化粧する気無いもん」とまでのたまっていたのですから。
なぜそんな決意をしていたのかは不明ですが、たぶん化粧のために早起きするのがイヤだったからじゃないかと推察されます。
じっさい、高校1年時に既にスッピンを晒さないようにしていた同じクラスの女性は、夏期勉強合宿(そういう悪質なギャグとしか思えない企画が宇短附特進コースにはあったのです)で一人だけ早く起きて顔を作っていましたっけ。
それを見ながら布団の中で「嗚呼、私にはあんな早起き無理」と呟いていた記憶がイヤに鮮明に残っております。
そんな無精な女も、いよいよ己の顔は武装が必要な類の顔だと自覚するに至ったのか、大学在学中に化粧を始めることになりました。
っつーか、あの素顔で大学行ったのかよ。先ほどのアルバムの写真が脳裏をよぎるにつけ、我ながら戦慄を覚えずにはいられません。
確かに世の中には素顔で無問題な女性も大勢いますが、あいにくこの私はそうじゃないのですから。
そんなくだらない話をしていてもしょうがないので、こないだの「ラ目の作り方」の続きといたしまして、本日も化粧ネタをひとくさり。
化粧するにあたって大切なのは、自分がどういう風になりたいかを明確にイメージすることだと、私は思います。
マミちゃんなど、女優さんなどの理想の顔の写真を鏡の横において化粧を研究すると言っています。
そこまできょくたんじゃなくても、目指す方向性はある程度ハッキリさせておいた方が良いですね。
可愛くなりたいのか、セクシー路線にしたいのか、エレガントな雰囲気がいいのか、いずれにしてもこれはあくまでも理想ですので、高くて結構です。なんならビヨンセだって良いのです。
ちなみに私は、化粧に「武装」という言葉を使うことからも分るとおり、「強い・媚びない・自立した女」が理想です。
アイラインを猫のようなアーモンド型になるように引くのも、チークやアイシャドウにほとんど色を使わないのも、ブラウンやボルドーの渋い色の口紅を好むのも、たぶんこの理想からきています。
ま、理想は理想に過ぎないってことで、どう顔を武装しようとも、現実の私は皆さんご存知のとおりなんですけどね(笑)。
かように自分の方向性を確定した上で、化粧のポイントをいくつか挙げましょう。
あ、ここで説明するのはたぶんに舞台向けの話ですから、カタギの方が普段の化粧に取り入れると若干アレだと思います(笑)。
(1) 化粧はキャンバスに絵を描くことと心得る。
つまり、あるがままをなぞるだけじゃなくて、より望ましい姿に近づけるようにコントロールすることが必要だってことです。
自分の好きな部分は強調して、イヤな部分は軌道修正を加えるんですね。
ただ、軌道修正が過ぎるとわざとらしくなっちゃうので、そこを自然にするのが難しいところです。この辺、ダンスと通じる部分がありますよね。
私を例にすれば、眉毛と鼻は元の出来が非常に気に入らないので手を加えている一方で、口は麻生首相並みに曲がっているのですが、それが自分の個性でありイヤとは思っていないため、敢えてそのままなぞるだけです。
(2) 立体感を重視する。
たとえばファンデーションは2色かそれ以上使うことをお勧めします。私はファンデーション2色に加え、ハイライトとチーク代わりのシャドウの計4色で肌を作っています。
しかしチークも2色使うという人もいるそうで、私など立体感の点ではまだまだですね。
(3) アイシャドウは「シャドウ(影)」である。
当り前ですが重要です。つまり、シャドウを入れる時は、無闇矢鱈に色を入れるのではなく、「目に立体感を持たせる」という目的を忘れないで入れるようにしましょう。
迂闊な色を迂闊な場所に入れると、却って目が小さく見えてしまうこともあります。
また、特に舞台の上では、色物のアイシャドウは照明で飛んで消えてしまいますので注意が必要です。
(4) 口紅は縁取りからしっかり入れる。
口紅(リップスティック)をリップクリームと同じように塗って終わりにしちゃう人がいますが、舞台ではこれだと「口なし女」になってしまいます。
まずペンで唇の輪郭を描き(この時点で、自分の口の形が気に入らない人は修正を加えます)、リップブラシを使って丁寧に中を塗ります。
あと、グロスのつけ過ぎにも注意ですね。グロスをつけるなら中央部分に少しだけで充分です。
ちなみにマミちゃんは口紅も2~3色使って立体感を出しています。その場合、もちろん各色が同じトーンのグラデーションであることが大事ですね。
以上が一般的な武装法ですが、次に挙げるのはどちらかというと私の個人的な好みです。
★パールを使わない。
私はアイシャドウやリップクリームの「パール」があまり好きではありません。なんとなくボヤーンとしてしまい、私の理想とする「強い女」なイメージとは異なるからです。
あと、パールの光沢が顔のところどころにあると、とっちらかった感じにテカテカするのもちょっと...ただでさえしつこい顔なもんで(笑)。
したがって、アイシャドウは完全にマットな色を使いますね。シャドウの色はブラウンかグレイです。本当は黒も使いこなしたいけど、なかなか難しいですね。
ただし、部分的にラメの入ったものを使うことはあります。その場合はオーロラではなく単色のラメに限りますし、それも一部にしか使わないようにしています。
★チークは絶対に使わない。
先程述べたとおり、私はピンクやオレンジや赤のチーク(特に淡い色の物)をまったく使いません。淡い色のチークは舞台照明ですっかり飛んでしまうので意味がないことに加え、「赤みが差した頬」は私の理想の顔には存在してはいけないんです、いろんな意味で(笑)。
頬の赤みが差しがちな部分はコンシーラーで隠したりファンデーションを乗せたりして、赤みの痕跡を消し去っているほどです。
そういう有様なので、正直申しまして、最近のオレンジなどのチークを頬骨の高い位置に乗せている人は、どういう理由で乗せているのか私には理解出来かねます。
理解出来かねるというのは「センスを疑う」という意味ではなく、文字どおり「何の効果があるのか私には分らない」のです。
れっきとした理由があるなら、別にいいのです。そういうタレントやモデルを見た人が真似するにあたっても、「なぜ、どういう効果を求めてやっているのか」を理解した上で真似するのなら、それで良いと思います。
ただ、理由が分らないままに真似だけしても、そういうメイク・テクニックは顔の中で浮いた存在になってしまいます。
これもダンスと共通していると言えますね。ダンスだって、誰か素敵な人の目立った特徴を真似しても、「なぜそう踊るのか」を理解せずに真似だけしたのでは、たんなる異物になってしまいます。
化粧もダンスも、まず自分の理想を見極めて、それから「その理想に近づくためにはどうすべきか」を客観的に研究していくのが上達の近道ですね。
少なくとも、頭でっかち・能書き担当の私は、そんなふうにやっておりますです。
そしたらワタクシ、久々に見た己のスッピン写真にほとんど卒倒

ぎゃぎゃぎゃぎゃ。在学中なんだから仕方がないとはいえ、こんな顔を人前にさらしていたとは...。
問題の写真群は、あまりにもおぞましくてとてもここではご紹介出来ません(笑)。
そこで代わりに使用後...つまり、化粧武装したあとの画像を掲載して、お茶を濁しておきましょう。
って、ちっとも濁せてないよ。こんな当り前の顔見せられたって面白かないですね。
まさか、10年後にこんな「濃い顔にピンときたら」な顔になっているとは、当時おぞましいスッピンを晒していた自分には想像もできませんでした。
だって、その頃の私ときたら「一生化粧する気無いもん」とまでのたまっていたのですから。
なぜそんな決意をしていたのかは不明ですが、たぶん化粧のために早起きするのがイヤだったからじゃないかと推察されます。
じっさい、高校1年時に既にスッピンを晒さないようにしていた同じクラスの女性は、夏期勉強合宿(そういう悪質なギャグとしか思えない企画が宇短附特進コースにはあったのです)で一人だけ早く起きて顔を作っていましたっけ。
それを見ながら布団の中で「嗚呼、私にはあんな早起き無理」と呟いていた記憶がイヤに鮮明に残っております。
そんな無精な女も、いよいよ己の顔は武装が必要な類の顔だと自覚するに至ったのか、大学在学中に化粧を始めることになりました。
っつーか、あの素顔で大学行ったのかよ。先ほどのアルバムの写真が脳裏をよぎるにつけ、我ながら戦慄を覚えずにはいられません。
確かに世の中には素顔で無問題な女性も大勢いますが、あいにくこの私はそうじゃないのですから。
そんなくだらない話をしていてもしょうがないので、こないだの「ラ目の作り方」の続きといたしまして、本日も化粧ネタをひとくさり。
化粧するにあたって大切なのは、自分がどういう風になりたいかを明確にイメージすることだと、私は思います。
マミちゃんなど、女優さんなどの理想の顔の写真を鏡の横において化粧を研究すると言っています。
そこまできょくたんじゃなくても、目指す方向性はある程度ハッキリさせておいた方が良いですね。
可愛くなりたいのか、セクシー路線にしたいのか、エレガントな雰囲気がいいのか、いずれにしてもこれはあくまでも理想ですので、高くて結構です。なんならビヨンセだって良いのです。
ちなみに私は、化粧に「武装」という言葉を使うことからも分るとおり、「強い・媚びない・自立した女」が理想です。
アイラインを猫のようなアーモンド型になるように引くのも、チークやアイシャドウにほとんど色を使わないのも、ブラウンやボルドーの渋い色の口紅を好むのも、たぶんこの理想からきています。
ま、理想は理想に過ぎないってことで、どう顔を武装しようとも、現実の私は皆さんご存知のとおりなんですけどね(笑)。
かように自分の方向性を確定した上で、化粧のポイントをいくつか挙げましょう。
あ、ここで説明するのはたぶんに舞台向けの話ですから、カタギの方が普段の化粧に取り入れると若干アレだと思います(笑)。
(1) 化粧はキャンバスに絵を描くことと心得る。
つまり、あるがままをなぞるだけじゃなくて、より望ましい姿に近づけるようにコントロールすることが必要だってことです。
自分の好きな部分は強調して、イヤな部分は軌道修正を加えるんですね。
ただ、軌道修正が過ぎるとわざとらしくなっちゃうので、そこを自然にするのが難しいところです。この辺、ダンスと通じる部分がありますよね。
私を例にすれば、眉毛と鼻は元の出来が非常に気に入らないので手を加えている一方で、口は麻生首相並みに曲がっているのですが、それが自分の個性でありイヤとは思っていないため、敢えてそのままなぞるだけです。
(2) 立体感を重視する。
たとえばファンデーションは2色かそれ以上使うことをお勧めします。私はファンデーション2色に加え、ハイライトとチーク代わりのシャドウの計4色で肌を作っています。
しかしチークも2色使うという人もいるそうで、私など立体感の点ではまだまだですね。
(3) アイシャドウは「シャドウ(影)」である。
当り前ですが重要です。つまり、シャドウを入れる時は、無闇矢鱈に色を入れるのではなく、「目に立体感を持たせる」という目的を忘れないで入れるようにしましょう。
迂闊な色を迂闊な場所に入れると、却って目が小さく見えてしまうこともあります。
また、特に舞台の上では、色物のアイシャドウは照明で飛んで消えてしまいますので注意が必要です。
(4) 口紅は縁取りからしっかり入れる。
口紅(リップスティック)をリップクリームと同じように塗って終わりにしちゃう人がいますが、舞台ではこれだと「口なし女」になってしまいます。
まずペンで唇の輪郭を描き(この時点で、自分の口の形が気に入らない人は修正を加えます)、リップブラシを使って丁寧に中を塗ります。
あと、グロスのつけ過ぎにも注意ですね。グロスをつけるなら中央部分に少しだけで充分です。
ちなみにマミちゃんは口紅も2~3色使って立体感を出しています。その場合、もちろん各色が同じトーンのグラデーションであることが大事ですね。
以上が一般的な武装法ですが、次に挙げるのはどちらかというと私の個人的な好みです。
★パールを使わない。
私はアイシャドウやリップクリームの「パール」があまり好きではありません。なんとなくボヤーンとしてしまい、私の理想とする「強い女」なイメージとは異なるからです。
あと、パールの光沢が顔のところどころにあると、とっちらかった感じにテカテカするのもちょっと...ただでさえしつこい顔なもんで(笑)。
したがって、アイシャドウは完全にマットな色を使いますね。シャドウの色はブラウンかグレイです。本当は黒も使いこなしたいけど、なかなか難しいですね。
ただし、部分的にラメの入ったものを使うことはあります。その場合はオーロラではなく単色のラメに限りますし、それも一部にしか使わないようにしています。
★チークは絶対に使わない。
先程述べたとおり、私はピンクやオレンジや赤のチーク(特に淡い色の物)をまったく使いません。淡い色のチークは舞台照明ですっかり飛んでしまうので意味がないことに加え、「赤みが差した頬」は私の理想の顔には存在してはいけないんです、いろんな意味で(笑)。
頬の赤みが差しがちな部分はコンシーラーで隠したりファンデーションを乗せたりして、赤みの痕跡を消し去っているほどです。
そういう有様なので、正直申しまして、最近のオレンジなどのチークを頬骨の高い位置に乗せている人は、どういう理由で乗せているのか私には理解出来かねます。
理解出来かねるというのは「センスを疑う」という意味ではなく、文字どおり「何の効果があるのか私には分らない」のです。
れっきとした理由があるなら、別にいいのです。そういうタレントやモデルを見た人が真似するにあたっても、「なぜ、どういう効果を求めてやっているのか」を理解した上で真似するのなら、それで良いと思います。
ただ、理由が分らないままに真似だけしても、そういうメイク・テクニックは顔の中で浮いた存在になってしまいます。
これもダンスと共通していると言えますね。ダンスだって、誰か素敵な人の目立った特徴を真似しても、「なぜそう踊るのか」を理解せずに真似だけしたのでは、たんなる異物になってしまいます。
化粧もダンスも、まず自分の理想を見極めて、それから「その理想に近づくためにはどうすべきか」を客観的に研究していくのが上達の近道ですね。
少なくとも、頭でっかち・能書き担当の私は、そんなふうにやっておりますです。