舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

いかんべ祭ッ!

2009-08-23 23:35:46 | ダンス話&スタジオM
昨日、無事「いかんべ祭2009」が終了しました。
出演された皆さん、お疲れさまでした
また、いかんべ祭実行委員会の方々も、大変お疲れさまでした&お世話になりました
そしてもちろん、舞台を観てくださったお客さまにも感謝です!!
うちの生徒さんたちもわざわざお越しくださって、ありがとうございました
地元の方も、遠方の鹿沼からとりあえず駆けつけてくれた方も、あと当日お会い出来なかった皆さんも、暖かいご声援に心よりの感謝を


というわけで、画像は前半のジプシーダンスの模様です。
相変わらずビロビロしたアナログ放送しか映らない我が家ののテレビですが、ビデオカメラを繋いだらまともに綺麗な映像が映ったので安堵しました。
つーか、画質は大して変らないんですけどね(汗)。画面が少し大きい分見やすくなっただけで。
...テレビの性能を活かすには、ビデオカメラも良いのを買わなきゃイカンのかな...。そういやマイMacBook Proも、本来は動画処理に優れた能力を発揮するシロモノ(友人談)だし、もう何年もビデオカメラ買い替えてないから潮時かも...。

ま、画質はともかくジプシーダンスです。
コレの唯一の不満は、衣装が間に合わなくて去年と同じのを着なくちゃならなかったことですね。いえ、もちろんこの衣装も発表会とかでまだ使うんですが、2年連続して同じ場所で同じ衣装というのは着た切り雀感が漂ってチョット恥ずかしい...

実を言えば、このいかんべ祭に新しいジプシー衣装を間に合わせようと画策していた時期もあったのです。
しかし、どうしても理想的な生地が見つからず、生地が見つからないとマミちゃんのインスピレーションもわかず、いかんべ祭に間に合わせることが出来なかったのです。

そりゃ、どっかで妥協すれば或は間に合わせることも出来たかもしれません。
でもそれじゃイヤなんだな。妥協で作ったってロクなものは出来ません。このへん、見習うべきはランボルギーニ様の理念です(笑)。

まあ、走りのためにすべてを犠牲にする(それゆえに限りなく美しい)ランボルギーニ様には遠く及ばないとしても、妥協しなかったおかげで、今度のジプシー衣装はめちゃ素敵なのが出来ました
今までにない色彩で、おまけに体型が非常に良く見えるときています。体型を良く見せるのは他ならぬ自分達がそうしたいからという、主宰者の悲痛な理由がある訳ですが(笑)。

おもいがけず良い生地に巡り合えたので、マミちゃんももりもりとインスピレーションが湧き、あのトップスはほぼ瞬間芸でひらめきました。
スカートもいけてますよ。とにかく分量が凄いからそれなりには重いですが、着て踊ってみたらそうとうな迫力で、重いだけのことがあります。
この自信作のジプシー衣装は発表会で初登場しますのでお見逃しなく~

そうそう。ジプシーの話を書いたついでに...
昨日のいかんべ祭で前半のステージを終えたあと、うちのステージをご覧になった作務衣姿の外国の方がマミちゃんを訪ねてお越しになり、なんと「ハワイに40年住んでいた」とおっしゃいました。

そして、その方が「フラメンコはもっと笑わない方が良い」とアドバイスしてくださったのですが、実は我々が踊ったのは「ジプシーダンス」であり、フラメンコとはちょっと異なります。
あああ、説明不足で申し訳ない...。フラメンコだと思っちゃう人はけっこう多いみたいなので、もっと説明しないといけませんわよね。

ジプシーダンスとフラメンコは違う踊りです。
いえ、共通点は沢山あります。ジプシーはスペインも通ってきましたからね。ジプシーダンスの構成要素はそのまま、彼らが通ってきた流浪の道筋でもあります。

そのため、一口にジプシーダンスと言っても、踊り手によって「どの地域の要素が強いか」は異なります。
トルコの要素が強い人もいれば、インドの影響をモロに受けているダンサーもいます。
そしてスペイン、つまりフラメンコを前面に出している人も少なくありません。数年前に来日したホアキン・コルテス氏は、「フラメンコ」と言われていましたが、私から見るとあれはむしろジプシーダンスですね。特に彼が裸足で踊っているところを見るとそう思います。(靴を履かないことは、フラメンコとジプシーの明確な相違点のひとつです)
特に今回、私達はジプシーキングスの曲で踊りましたので、よけいフラメンコっぽい感じがしたかもしれませんね。

で、前述の方が指摘されていた表情に関してですが。
これも多様なジプシーダンスの性質上、ダンサーによってまったく違います。本当に、フラメンコのように一切笑わない人もいれば、太陽のような満面の笑みで踊る人もいます。

曲調によっても変ってきます。
私を例にするなら、同じジプシーキングスの曲でも、さっき言った新しい衣装で発表会で踊ろうと思っているもっとも新しい曲を踊る時は、今回踊ったアゲアゲのナンバー(「♪君は私のために踊って~、私は君のために歌おう~♪」←不確かなヒアリング)と違ってあまり笑みを浮かべません。

ま、いつも言っているように「表情は個人のもの」ですから、「かれこれこういう顔をしなさい」と言って皆で同じ顔をするのも不自然な話です。
ゆえに、私自身は笑わない曲でも、他の人が笑ってしまうからといってダメだとは思いません。

ただ、逆にフラではもっと笑顔を浮かべたいものですよね、確かに(笑)。
フラについては、何しろ今回は初めての曲が多かったもので、緊張していた人も多かったのです。今回が初舞台の生徒さんもいらっしゃいましたし。

それでも、そういう緊張している人や新人さんにまで無理くり笑顔を作ってもらいたいとは、私は思いません。
誰だって最初の舞台は初舞台ですし、新曲をお蔵出しするたびにある意味「初舞台」を踏んでいる訳ですから、最初の数回からニコニコ出来なくたって仕方のないことです。
何度か場数を踏んでいるうちに少しずつ慣れて、たしょうなりとも状況を楽しめる余裕が出てきたら、その時に自然な笑顔を浮かべてもらえれば、それが一番良いと思っています。

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