93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

司馬遼太郎

2023-06-12 16:10:43 | 読書

梅雨らしい日々と言うより天候不順が続いています。
「峠3巻」漸く再読し終えました

初読の時は抵抗もなく、ただ読んだにすぎませんでしたが
再読では「司馬史観」で多くを読んでいるうちに
珍しく私にも「批判精神」が生まれました。
河井継之助は下級武士の家に生れましたが長岡藩家老にまでなり
当時としては珍しく勤王でもなく、佐幕でもなく、
攘夷でもない新しい考えを持った人でした。
西洋の進んだ科学技術を取り入れ各種産業を興しました
それは今も長岡の風土に受け継がれているようです。
実名で出てくる福沢諭吉の名前は亡夫の名前でもあります。
義父が福沢諭吉に傾倒していて名付けたようです。
以来お札になったり、小説に登場したりと
よくお目にかかっています。「峠」にもでています
明治初期には西洋から多くの知識や言葉が入ってきました。
福沢諭吉は英語の訳語を世に出しています。
経済、社会、自由等々日本語に訳しました。
因みに”ヴ”も彼が考えたようです。
ヴァイオリンなどがあります。さて次は何を読むか?
今後本は新しく買わないと決めましたので、
書棚のなから選ぶ予定です。
幸にも?何年も前の本のことはすっかり忘れています
コメント (11)
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