仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

お姉さんじゃないんだぞ。Ⅱ

2009年02月06日 16時10分05秒 | Weblog
「そう。」
「そうって、いいの。」
「うん。」
会話が始まってから、ヒトミはシャワーヘッドを取り、ヒロムの頭を濡らし、シャンプーを始めた。本職のシャンプーは気持ちがよかった。頭を流し終わり、ヒトミもバスタブに入ろうといた。バスタブのそこには汚水と言いたくなるような水が溜まっていた。
「ヒロム、一回立って。」
ヒロムはズリズリという感じで立ち上がった。栓を抜き、汚水を流した。
「いいわよ。」
ヒロムはまたズリズリという感じで座った。シャワーを取って、ヒロムにお湯をかけた。お湯がヒロムの腰を隠すくらいまで溜まると、シャワーを止め、ヒロムの膝をまたぐようにしてヒトミもバスタブの中に入った。
「アキコも、ヒデオもなんか、気持ちが入らないんだって。「神聖な儀式」の時みたいになれないんだって。」
「うん。」
「うんって。」
アキコは石鹸をスポンジにつけ、ヒロムの身体を洗いながら、続けた。
「いいの。」
ヒロムの膝の上に腰を下ろすと、股間にヒロム自身が当った。ムクムクというよりもそれは既に勃起していた。それに気付かないフリをしながら、ヒロムの上半身を泡だらけにした。
「六人組はもういいかなって感じもするんだ。」
「そうなの。」