仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

お姉さんじゃないんだぞ。Ⅲ

2009年02月10日 17時55分27秒 | Weblog
スポンジを置いて、指先、掌でヒロムの前面を洗った。腕を洗った。胸を洗い、腹を洗った。へそ下をパスしてヒロムを抱え込むようにしながら、背中を洗った。
「六人組の役目はもう終わったって思うんだよ。今来ている会員にどういった満足を与えられるか、それのほうが大切なんだ。ただ、仁がいないと・・・」
ヒトミが腕をヒロムの背中にグッとまわした。
「マサミがね。お店を変えたのよ。なんか、私が連絡すると変みたいなの。」
ヒトミの乳首がヒロムの胸を撫でた。
「どういうこと。」
ヒロムの指が二人の身体の間を這った。
「うーん、そういうお店なのかな。」
指が乳首を捉えた。
「マサミの住所はわかるよね。」
ミサキは身体を離した。
「もう、後で。」
泡だらけの手でヒロムの手を押さえた。
「立って。」
ヒロムは立ち上がった。ヒロム自身はピンという感じで勃起していた。ヒトミはまた、スポンジに石鹸をつけ、あわ立てた。泡をすくい取るようにして、ヒロムの下半身に万遍なく行き渡らせた。
「住所はわかるけど、マサミに状況を聞きたいじゃない。」
「そうか。」
「演劇部とかに連絡させてよ。」
ヒトミはヒロム自身を避けるように、尻から、裏腿、グルンと回って腿、膝、足を上げさせ、足の指まで丁寧に洗った。