つれづれに

きままに書きます。
どうぞよろしく。

面白かった、千秋楽。

2009年01月26日 | Weblog
 場所前にとても相撲を取れる状態ではないと言われていた朝青龍が、優勝しました。
引退する気なのかと思わせるコメントもあり、私もそんな印象を抱きました。

それが番組を重ねるごとにどんどん勘を
取り戻したのか、ぐんぐん強さを発揮するようになり、
ついに優勝決定戦にまで行きました。
本割りは立会いの失敗でしたから、決定戦こそが本勝負と思ってみていました。
気が弱い私は、肝心の時は目を瞑ってしまうのですが、目を開けたら朝青龍が潜り込んで攻めるところでした。

勝った時、思わず拍手してしまいました。
私は勝手な行動をする人は元来嫌いです。それに、えげつない人も苦手です。
でもこのところの朝青龍叩きにもまた
疑問を感じていました。
勝っている間は口をぬぐっていて、相手に弱さが見えると叩くそれがいやでした。

本当のところ、彼が儲けることに熱心なのかどうか知りません。
ただ土俵上で勝ったときに見せるダメ押し的な態度はやめてほしいと思っています。あれは礼を失した態度です。

それでも窮地の中で、あれだけ見事に勝ち抜いた意地や勝つことへの執着は素晴らしいと思いました。
そして、優勝の瞬間に見せた、満面の笑み、幼子のような天真爛漫な笑みを微笑ましく思ったのです。
人としての,勝負師としての素直さを感じたからです。

格式と伝統と言いながら、横綱になれる日本人が出てこないのが現実です。
格式と伝統をいう人たちはどうすべきだと考えているのでしょうね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿