午後、母を病院に見舞いました。
もうずーっと前から母は私のことはわかってはいないのです。
それでも簡単な会話は成立するのです。
でも今回はなかなか反応してくれませんでした。
反応が乏しいとなんとも言えずわびしい思いがして、落ち込んでしまいます。
随分時間がたった頃、看護婦さんが来て、「今日はお客さんだよ。娘さんが来てるわよ」と、大きな声でいいました。
そしたら私の方に、顔を向け、みるみるくしゃくしゃの顔になりました。
「やっぱりわかるのね。うれしいのよ」と看護婦さん。
大きな声がきいたのでしょうか。突然どこかで回線がつながったみたいでした。
確かにある一瞬記憶がもどるそんな時があるのです。
私はこの一瞬のために母に会いに行っているような気がします。
病院にはもうすっかり意識もなくなって眠り続けている方がたくさんいます。
そうなったら私はどうするのだろうと考えてしまいます。
もうずーっと前から母は私のことはわかってはいないのです。
それでも簡単な会話は成立するのです。
でも今回はなかなか反応してくれませんでした。
反応が乏しいとなんとも言えずわびしい思いがして、落ち込んでしまいます。
随分時間がたった頃、看護婦さんが来て、「今日はお客さんだよ。娘さんが来てるわよ」と、大きな声でいいました。
そしたら私の方に、顔を向け、みるみるくしゃくしゃの顔になりました。
「やっぱりわかるのね。うれしいのよ」と看護婦さん。
大きな声がきいたのでしょうか。突然どこかで回線がつながったみたいでした。
確かにある一瞬記憶がもどるそんな時があるのです。
私はこの一瞬のために母に会いに行っているような気がします。
病院にはもうすっかり意識もなくなって眠り続けている方がたくさんいます。
そうなったら私はどうするのだろうと考えてしまいます。