つれづれに

きままに書きます。
どうぞよろしく。

心滅ぶ忙しさ

2007年11月29日 | Weblog
先ごろ、優雅に映画を見ていたせいではないのだけれど、
たまらない忙しさ。
これぞまさしく心 滅ぶ忙しさ。

今日は東久留米、明日(金)は武蔵境(絵手紙)
土曜日は秩父(写真)、日曜日は都内。
一つ一つは悪いことではないのだけれど
こう重なると、悪いことになってしまう。

過ぎたるは及ばざるが如し。

来年こそは緩やかな生活を実現するのだと
言い聞かせている。



グッドシェパード

2007年11月24日 | Weblog
これは先日みた、3番目の映画の題名です。

主人公はCIAの創始者になった男性。
アメリカが情報機関を作るにあたって、
その優秀さの故に抜擢され、
ついにはCIAの創始者担ったのです。

誰も信じるな、それが彼のかっての上官の
言葉です。
ケネディ大統領の時代、
CIAはキューバ攻撃を企てます。
しかしそれはキューバに知られることとなり、この計画は失敗に終わりました。
そのことを知っていたのは10人未満の人でした。
つまりその中にスパイがいたというわけです。
一体それが誰なのかを縦線に、主人公の人生が私的な生活や彼の諜報員としての「仕事」を描き出しながら進んでいきました。


偽情報を流し、相手国の政治を混乱に陥れる、それは日常茶飯事。
邪魔者や失敗したものを抹殺することも実に冷淡に進行します。

男はたった一度の体験で女性が妊娠したことに、責任をとって結婚。
職業も知らされず、行き先もわからないまま、20年間夫婦だった妻は、母の元に去ります。カソリックですから離婚はないのです。
生まれた息子は知らぬ間に同じCIA要員に。

そして、主人公が二重スパイになることを拒んだため、
息子の婚約者は、結婚式ために、アメリカに来る飛行機から落とされます。
その死を知らされるところで映画は終わりです。

そして、この主人公はきっとグッドシェパードなのでしょう。

こうした出来事はいまも地球上で進行中なのでしょう。
実に背筋の凍る映画でした。

ロバートデニーロ監督。すごい人だと思いました。




あるカウンセラーのお話

2007年11月19日 | Weblog
私にしては異色の講演会に行ってきました。
もう数日前ですが。
『よりよい人間関係をつくるために?』だったでしょうか。

少々(だいぶかしら)悩んでいるものですから。

よりよい人間関係をつくるための最大の鉄則は
この人は世界でたった一人の人
明日はもう会えない人かも知れない  と
思うことだそうです。

でも本当にそう思えるでしょうか?



映画づいています。

2007年11月16日 | Weblog
今週になってから2度も映画を見ました。
きっと人生初めてのこと。
いずれも子どもたちからのお誘い。
日曜日に、続3丁目の夕陽
懐かしい家族の姿、横丁の人たちのつながり、こんな姿が復活することがあるだろうか?
 
水曜日に、 自虐の詩
ちゃぶ台をひっくり返すシーンが先行して、あまり見に行きたくなかった。
でも実際に見て大変心をうつ映画でした。
まさに無条件の愛を描いた映画でした。

フェルメール展へ

2007年11月12日 | Weblog
金曜日にフェルメール展へ。

平日だったこともあってか、さほど大変な思いをすることもなく見ることが出来ました。

会場は最近亡くなられた黒川紀章氏の設計した国立新美術館。

「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展。
たった一枚のフェルメールの絵で人を呼んでいるような絵画展でした。


17Cのオランダというか世界的な画家として評価されているフェルメールですが、
作品は多くないようでとても貴重なのだそうです。

窓際からの光の中で、健康そのものの若い女性が牛乳を鍋に注いでいます。
ブルーのエプロンと黄色いベストのコントラスト。
ブルーの色は当時とても貴重な色だったそうです。

遠近法が用いられており、何度も何度も書き直してこれまでの絵画を越える傑作の作品に到達したのだと詳しく詳しく解説してありました。

同時に展示されている風俗画は 数も多く
最初あまり関心がありませんでした。
でもよくみると、えっ、これがエッチングと驚かされるような見事なものが並んでいました。

当時、世界的に隆盛を誇ったオランダの絵画の主人公が市民たちだったということも始めて知りました。