悲喜こもごも ２．よき事もまた

　もう10日ほど前になりましたが、第二の故郷のようによく訪れている八ヶ岳高原に出かけました。結婚したばかりの息子夫婦、昨年子どもが生まれた娘夫婦と私たち。
一日目はペンションへ。
二日目は息子がいろいろお世話になったからと私たちを星のリゾート・リゾナーレに招待してくれたのです。勿論　車を運転して。

photo by kosumosu from OCNフォトフレンド
リゾナーレはクリスマスバージョン


娘達が一緒の間は主役はどうしても1才10ヶ月のさきちゃんになりましたが。

　でも、これも20年近く泊まっていたペンションでオーナーと積もる話をした時ばかりは、主役は息子でした。
このオーナーは息子のことを小さいときからとてもかってくれていたのです。で、今回、息子夫婦たちはお祝いということで無料にしてくれました。

photo by kosumosu from OCNフォトフレンド
ペンションからの朝

　運転手がいて、行きたい所にいける旅は久しぶりで、食事もこだわりの場所へ。

息子が何といっても味にうるさい人ですから。「中村農場」は、地飼いの鶏の卵を使ったどんぶりが人気。
開店前から長い行列ができていて、30分から1時間は待つのが普通のようです。
呼ばれた時にいなければまた最後尾へまわされます。
そんな気の毒な5人連れの家族がいました。

食事の後は清里の写真美術館や世界初という竹の造形館（保坂紀夫）など楽しんで、のどが渇けばおいしそうなケーキ屋さんでコーヒーをといった具合。

竹で作品を作るというのはとても難しいのだそうですが、竹を編んだ籠に灯をともすと、蝶が飛ぶような光が広がるのは、素敵でした。
写真厳禁で撮れなかったのでお見せできないのが残念です。


おいしいところを食べ歩いたせいか、帰ってみると相当体重が増えていて、少々、ダイエットの必要がありそうです。

かなり歩いたので、足の腫れが心配でしたが、それほどでもなく。
ストレスがかからなければ、腫れもひどくならないのかも。

晴天に恵まれ晩秋の高原を思う存分たのしんで来ました。

photo by kosumosu from OCNフォトフレンド
八ヶ岳を望む。


　

悲喜こもごも （１）悲しいこと

相変わらず、時はあっという間に過ぎて行きます。
前回から2週間。

この間、悲しいこと、嬉しかったことがめまぐるしく起こりました。
その間にも、いろいろな会議がはいって、
ちょっとグローッキー気味です。

悲しいこと
　これまで例がないほど響き合うものを感じあえた画家の方が亡くなりました。
初めてお会いしたのは伊豆高原のアトリエで、4年前のことでした。
彼は、鼻にできた癌の手術を受けた後でした。
　
　絵を描くということについて、出身大学や、どこの会に所属しているかによって決まるものではないと、熱く語っていました。
どこの会にも属さず描いてきた、エネルギーがほとばしるような絵を見せていただきました。
　その時、何気なく私が撮った写真をとても気に入ってくれて、アメリカの美術館へのエントリーにも、そして葬儀の時の写真にも使われたのだそうです（こちらは奥さんの判断だったそうですが）

お会いしたのはわずか4度ばかり。
肝臓に転移した癌と戦いながら何度もも何度も危機を乗り越えてこられたのですが、今回は、最後の個展の最終日に亡くなってしまわれました。

秋の野に、草花を探して・・・

　もう11月。
のんびりする日が少なくなって、
あわただしく、そして疲れ気味に日が過ぎていきます。

今日は、目下押し花の手芸品に凝っている花サークルのメンバー8人で、
狭山丘陵近くの公園に出かけました。

久しぶりの晴天、
爽やかな秋空。
絶好のお出かけ日でした。

こんなところに果たしてお花があるかしらと心配したのですが、
全くの杞憂。

幅一メートルに満たない水路の縁の草原を眺めながら土の道を歩きました。

あることあること、次々と草花が。
水引、紅色に枯れたアジサイ、タデ、ホトトギス、ヨメナの白い花、ミヤコワスレなどなど。
折から紅葉したドウダンつつじの葉っぱも。
くさぎの真紅の額にはブルーのきれいな実が、この青い見は草木染の染料になります。

小一時間で、湿ったペーパタオルをいれた大きなタッパーはいっぱいに。

そこから一周して出発地点にある温泉の休憩所へ。
お昼ごはんを食べることに。
当市名産の肉汁うどんに挑戦。
かなりの歯ごたえがあるのです。

その後は言わずと知れたおしゃべりに花が咲き、
花探しに１時間、
その後の食事とおしゃべりに2時間。

おしゃべりって、人を元気にするのよね～と言い合って帰路につきました。

今回採った野の花を押し花にして、今月末にクリスマス用のアロマロウソクを飾る予定です。
うまくできたら、またこちらにアップしましょう。


photo by kosumosu from OCNフォトフレンド

これは押し花で作ったペンダントです