若者たちの未来

先週だったでしょうか。
珍しく国会中継を見ていました。

どこの議員だったか忘れましたが、科学技術立国日本の地位が脅かされている、
どういう対策を考えているかと質問しました。
小泉首相は、役人が作成したのではと思われる文章を
抑揚なく読み上げて応えていました。
その中に、後継者養成のために育英資金を用意し、
きちんと行っているという文言がありました。

なんと白々しいことか、何も知らなければ
そうなんだと
国民は思ってしまうに違いないのです。
でもその実態たるや、ひどいものです。
構造改革がいわれて、
一番早い時期に行われたことに、育英会からの国の撤退がありました。
以前は、公務員や先生になれば返済が免除されたのです。
そのことにより国の機関への若い研究者の就職意欲を後押ししていた面がありました。

でも今はそういった優遇措置はなくなり、
卒業と同時に利子つきで返済が始まるのです。
大学院で奨学金を受けた若者は、卒業と同時に数百万円の借金の返済が始まるのです。
今、公務員は削減され続けていますし、有期限といって
５年などで任期をきられるポストが増えているのです。

お金持ちでなければ大学院にいって、研究者になる道を歩むことはできません。
また大学院を出ても、将来に何の保証もないのです。
これでは、若い後継者の自己犠牲による科学技術立国にほかなりません。
どんな立場の若者もフリーターかニートにならざるを得ない状況なのです。

これで日本にどんな未来が期待できるのでしょう。
堀江氏のような若者を望むのでしょうか。

そう言えば、耐震偽造問題は・・・？

連日のホリエン放送で、すっかり影が薄くなってしまった感がありますが、
耐震偽造問題の方はどうなったのでしょう？
国会の参考人招致のときに時々大きな声で意見を述べている人をやくざのように恫喝していた小嶋社長、彼が口利きをしてもらったという阿倍幹事長や国土庁に口を聞いたと言う伊藤元国土庁長官の件はどうなったのでしょう。
ライブドアーは早々と捜査が入り、堀江社長が逮捕とすごいスピードで進み、連日マスコミを賑わしています。
対照的なのが、この耐震偽造事件、一向に
捜査もされませんし、だれも逮捕されないのはどういうことでしょうか。
耐震偽造により大勢の人の命を危険に晒し
多大な損害を与えたのにです。
罪としてはこちらの方が重いと思うのですが。
実に奇妙な感じがしてなりません。

小田和正を見る

小田和正なら聴くが正しいです。
でも私はNHKの番組「人間ドキュメント：小田和正」（再放送）を見たのです。

名前は知っていましたが、あまりその歌を聞いたことはありませんでした。
かなり高音の響くような声で歌う歌手です。シンガーソングライターかな？

何よりも、歌詞がとてもいいのです。
真摯で、気持ちがいい、美しい歌詞でした。
最近は、年配の男性のお客が増えてきたそうです。
ちょうど彼と同年代の人たちです。
私もほとんど同じ世代なので、
その気持ちがわかる気がしました。

クラスメートへ送る言葉として
これからは「友と思い出だ」という
タイトルがありました。
この言葉にも共感しました。
これまでに味わえなかった人生を
そして時には思い出を暖めながら、
訪ねていくのもいいのではないかしらと。

職場の10歳くらい若い同僚が、追っかけを
していると
きいて驚いたことがあります。
ツアーは終わってしまったようですから、
CDでも買ってきて　聴いてみようと思いました。

ライブドアー一色のマスコミ

ライブドアーの堀江氏が容疑者になって逮捕されました。
用意周到に準備した上でのことらしいから、早い逮捕も想定ずみだったのでしょう、検察にとっては。
堀江氏にとって想定済みではなかったのでしょう。法律的に大丈夫だと思っていたのか、ばれないと思っていたのか興味のあるところです。
今をときめく勝ち組人間だったからといって、マスコミの手のひらを返したような取り扱いやおかしいと思っていたとうコメンテイターが続出してくると違和感を覚えてしまいます。

国会開催中です。
もっと大事なことが其の影で進行してはいないでしょうか。
検察が正義の味方という前提に立って報道されていますが、
こういう動きの裏には、必ず政治的意味が含まれているといわれますが、
それは果たしてなんだったのでしょう。
其の点も興味がわきます。

それにしても先の選挙の時、弟だ、構造改革の成果だと持ち上げまくった
自民党が何の反省も表明しないのも、奇妙です。
普通なら見る目がありませんでした位の言葉は、世の中の常識だと思うのですが。
数さえあればなんでもありというのは、金さえあればなんでもありという考えと
根底に流れるものは同類のように思えます。

確かにすごいお金をあっという間に稼いだのですね。あまりの違いに別世界の人の感がします。

東京は今年初の本格的雪

　豪雪地帯の方に申し訳ないとは思いつつ、初めての本格的雪とあって、
どこか心が躍るのを感じてしまいました。
子どもの頃の、たまに降る雪に歓声を
上げながら遊んだ記憶がよみがえるからでしょうか。
記憶は体のどこに埋め込まれているのでしょうか。
実は写真を撮っただけなのですが、それでもうきうきしました。

　不思議なことに、コタツで丸くなるはずの猫がしきりと雪の中に出て行きました。
一体何があったのでしょう。

　夕方7時前に外に出てみたら、前のお宅が、私の前も一部含んで、
綺麗に雪かきしてありました。
明日の朝の車での外出に差し支えないようにでしょう。
かなり暗くなった中を、慌てて雪かきしました。
　お隣さんも始めたのでしょうか、コンクリートをこするスコップの音が
聞こえています。