つれづれに

きままに書きます。
どうぞよろしく。

若者たちの未来

2006年01月31日 | Weblog
先週だったでしょうか。
珍しく国会中継を見ていました。

どこの議員だったか忘れましたが、科学技術立国日本の地位が脅かされている、
どういう対策を考えているかと質問しました。
小泉首相は、役人が作成したのではと思われる文章を
抑揚なく読み上げて応えていました。
その中に、後継者養成のために育英資金を用意し、
きちんと行っているという文言がありました。

なんと白々しいことか、何も知らなければ
そうなんだと
国民は思ってしまうに違いないのです。
でもその実態たるや、ひどいものです。
構造改革がいわれて、
一番早い時期に行われたことに、育英会からの国の撤退がありました。
以前は、公務員や先生になれば返済が免除されたのです。
そのことにより国の機関への若い研究者の就職意欲を後押ししていた面がありました。

でも今はそういった優遇措置はなくなり、
卒業と同時に利子つきで返済が始まるのです。
大学院で奨学金を受けた若者は、卒業と同時に数百万円の借金の返済が始まるのです。
今、公務員は削減され続けていますし、有期限といって
5年などで任期をきられるポストが増えているのです。

お金持ちでなければ大学院にいって、研究者になる道を歩むことはできません。
また大学院を出ても、将来に何の保証もないのです。
これでは、若い後継者の自己犠牲による科学技術立国にほかなりません。
どんな立場の若者もフリーターかニートにならざるを得ない状況なのです。

これで日本にどんな未来が期待できるのでしょう。
堀江氏のような若者を望むのでしょうか。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿