つれづれに

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え~っ、え~っ、なにこれ!

2008年01月10日 | Weblog
東京都の杉並区で民間会社の出身者が校長を勤める公立中学で 学校を使って、塾主催の補習をやることが報道されています。

一旦、都教育委は直前になって問題ありと中止を勧告しましたが 知事は賛成。
結局、都教育委も賛成に回ったようです。
ニュースでは賛成の保護者だけを出していました。
安くて塾に行けるし、子どももやる気を出したと言うことでした。

中学校の教育は、高校の入試に合格する力をつけることが第一なのでしょうか。
それが教育の中心なのでしょうか。
学校で学んだだけでは高校入試の競争に勝てないから、塾に通うということはもう当たり前になって久しいという実態があります。
教育が何を目指すべきなのか、そんなことは置き去りにされ続けてきました。

それでも塾と学校を切り離して考えると言う一線は守られていたと思うのです。
それが堂々と学内で塾が主催して補習が行われると言うのです。
教師の思いはどんなものなのでしょう。
精魂こめて教育に当たっている先生はどう思うのでしょう。

私はこれは公教育の更なる破壊だと思うのです。
もはや、ここまで中学という公教育が高校入学のための塾化することに
批判、抗議する力はないのでしょうか?

さまざまな分野での規制緩和が、結果的には弱い立場の人を守っていたものを痛めつける現象が出ました。
自立支援法といって、障害者から応益負担といって、施設利用料をとる法律もその一つだと思っています。

今回のことは教育の分野における規制緩和であり、また大切なものが壊される予感がしてなりません。
この場合の守られるべきものは何であるのか考えなくてはいけないのではないでしょうか。


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