象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

「野球とニューヨーク」最終回〜大リーグの繁栄と衰退

2018年06月04日 19時24分03秒 | 野球とニューヨーク
 昨日、タイタニックブログを読んで下さった方、ホントに有難うです。何だか続編を書きたくなりましたな。 いよいよ、”野球とニューヨーク”も最終回です。あまりパッとしなかったんですが。ベースボールの、大リーグの本質と本性を少しでも理解して貰えたら、光栄です。 あらゆるプロスポーツの中で、これほど愛され、そして、これほど憎まれた球技もない。アメリカ社会の象徴とされる、国技としての . . . 本文を読む

「野球とニューヨーク」その7〜スタインブレナーの支配と放映権の魔物

2018年05月20日 12時25分07秒 | 野球とニューヨーク
 ”ノクターナルアニマル”のレビューブログを読んで下さった方、どうも有難うです。妻に逃げられた、売れない作家の復讐劇、実に渋かったすでね。 私だったら、ブロンドの元妻の弛んだ顔面に、一発ズドンと食らわせたいんですが。そんな勇気があれば、不幸には陥らないのですが(笑)。 大谷は5月に入っても良さげですな。打つ方ではタイミングをコンパクトに取る事で、上手く対応してますね。投げる . . . 本文を読む

「野球とニューヨーク」その6〜タマニーホールとW•トウィードの悪の産物

2018年05月03日 13時33分47秒 | 野球とニューヨーク
 今年は大谷のお陰で、一時よりもMLBに人気が集まってます。NHKもアニメ”メジャー”を流し続け、故意に人気を煽ってるようですが。不景気になる程、野球に人気が集まるのも、時代の自然な流れでしょうか。 でも、大谷だけでは寂しすぎるので他の選手も頑張って欲しいんですが、如何せんインパクトがなさ過ぎるというか。ダルビッシュ有にも期待ですが、いつも打たれっ放しで。4シームとスライダ . . . 本文を読む

「野球とニューヨーク」その5〜ベーブ•ルースの登場とドイツ移民の台頭

2018年04月16日 06時34分21秒 | 野球とニューヨーク
 大谷の活躍で、野球に注目が集まってるような感じがします。ベーブルースカテゴリにもアクセスが集まりだし、嬉しい限りですが。この”野球とNY”にもアクセスお願いです。 その4では、NYヤンキースの前身であるハイランダーズの誕生を述べました。さて、この新星NYハイランダーズ(1903〜1912)ですが。追い風が吹きます。1911年に、3万近い収容を誇るポロ・グラウンズが火事で消 . . . 本文を読む

「野球とニューヨーク」その4〜ニ大リーグの幕開けと、新生ヤンキースの誕生

2018年03月10日 19時08分34秒 | 野球とニューヨーク
少し間が空いたんで、少しおさらいです。 ベースボールがマンハッタンに産み落とされ、庶民の娯楽として君臨するまではいいんですが。 NYを闇で牛耳る、タマニー派の首領のW・M・ツィードの縦横無尽な悪の振舞いの陰で、彼ら”正当なる汚職”軍団を支えるアイルランド移民と共に、不正も大きく蔓延するのです。 度重なる不正と八百長の影響で、とうとうファンもソッポを向き、1876年(覚えやす . . . 本文を読む

「野球とニューヨーク」”その3”〜不正と汚職の象徴、そしてタマニーの支配

2018年02月27日 14時15分19秒 | 野球とニューヨーク
 マンハッタンに産み落とされ、賭博による不正や八百長、それに闇酒にと共に、大きく繁茂し、国民の娯楽として醜くも膨れ上がったベースボール。 勿論、そういった不正と悪に真正面から、対抗する”野球の父”チャドウィックなんかも、タマニー派には、殆ど対抗できなかった。 ナリーグの前身であるナショナル・アソシエーション(NAPBBP)もこの不正の犠牲になる。以降またたく間に、混乱の大リ . . . 本文を読む

「野球とニューヨーク」”その2”〜アイルランド移民とW•トウィードの悪の支配

2018年02月17日 11時03分32秒 | 野球とニューヨーク
 少し間が空いたので、〈その1〉のおさらいをです。ジャガイモ飢饉により、新大陸に移動したアイルランド移民が、貧困の中で見出した娯楽こそが、ベースボールだったんです。 彼らは知識も教養もお金もなかった。腕力だけが自慢の彼らは、只々野球が好きだったんですね。そして、NYに留まり続け、ベースボールもまた、彼らと共に発展を遂げる。  そこに、"正当なる汚職"を地で行く、タマニー親分(W . . . 本文を読む

「野球とニューヨーク」”その1”〜イカサマと汚職と不正が育てた移民の娯楽

2018年02月07日 13時19分29秒 | 野球とニューヨーク
『野球とニューヨーク〜黒い球運を生んだ移民都市』  佐山和夫氏のこの本は、彼が生み出した秀作群の中でも傑作の部類に入る。日本のルポライターとしては、特異な部類に属する偉大なる作家だと思う。 タィトルからすると、少し解りにくいが、ぶっちゃけ言うと、大リーグのイカサマ野球と、政治の汚職と不正が結びついたドキュメンタリーでもである。スポーツと八百長というのは、よくあるケースで、特にアメリカでは、ベースボ . . . 本文を読む